『読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門』(佐藤優 著)の書評です。

 

『読書の技法』の目次

まず、『読書の技法』の内容をざっくり知って頂くために、目次を紹介します。

<『読書の技法』の目次>

第Ⅰ部 本はどう読むか
第1章  多読の技法
第2章  熟読の技法
第3章  速読の技法
第4章  読書ノートの作り方
第Ⅱ部  何を読めばいいか
第5章  教科書と学習参考書を使いこなす
第6章  小説や漫画の読み方
第Ⅲ部  本はいつ、どこで読むか
第7章  時間を圧縮する技法

 

スポンサーリンク



『読書の技法』の要約とまとめ

『読書の技法』とは、学術書を効率よく速読するためのテクニックが書かれている本です。

 

しかし、我々がよく読むビジネス書を読むのにも、使えるテクニックが書かれています(後述します)。

 

佐藤優さんは、同志社大学から外務省に入省して、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍されたエリートです。

 

佐藤優さんは、月に300冊、多い月は500冊以上の本を読まれる、超読書家です。

書斎には、約4万冊もの本があるそうです。

 

『読書の技法』の神髄は、基本書の熟読にあります。

基本書を熟読してマスターすることで、関連本が速読できるようになるのです。

 

速読が熟読に勝ることは絶対にない、と佐藤優さんは仰っています。

 

『読書の技法』では、基礎知識を重要視します。

 

『読書の技法』には、以下のように書かれています。

「高校までの内容(数学・世界史など)をまずはきっちりと身に着けるべきであって、そこをおろそかにして大学の内容に進もうとするのは愚である」

「まずは知識の欠損部分を特定する。知識が不足している部分は、教科書と学習参考書を用いて補強してやればよい」

 

私も学部・大学院時代、学術書をたくさん読みました。

これら学術書は、高校の内容が身についていないと、全く理解できません。

 

逆に、高校の内容をきちんと身につけ、基本書の熟読に励めば、佐藤優さんのような速読が可能になると思います。

 

『読書の技法』では、読書ノートの作り方が詳しく書かれています。

なぜ、わざわざ読書ノートを作るのか?

 

これは、記憶の定着させるためです。

基礎知識を記憶していないと、学術書を速読できません。

 

基礎知識を記憶させるために、読書ノートを作るのです。

 

『読書の技法』には、類似本として『一生イノベーションを起こしつづけるビジネスパーソンになるために20代で身につけたい読書の技法』(千田琢哉 著)があります。

 

『読書の技法』が気に入ったら、合わせてこちらも読むとよいでしょう。

『読書の技法』で感銘を受けた3つの内容

私が『読書の技法』を読んで、特に感銘を受けたのは、以下の3つです。

<『読書の技法』で感銘を受けた3つの内容>

・5分で速読するテクニック

・既知の内容は読み飛ばす

・知識が定着し運用できるまで3〜6ヶ月かかる

 

それぞれについて、説明していきます。

 

スポンサーリンク



5分で速読するテクニック

超速読の技法

−5分の制約を設け、最初と最後、目次以外はひたすらページをめくる

 

まず準備するのは、本とシャーペン(鉛筆でも可)とポストイットである。

それから、最初のころは横に時計を置き、一冊を超速読するのに5分以上かけないと固く心に誓う。

まず序文の最初1ページと目次を読み、それ以外はひたすらページをめくる。

このとき文字を読まない。とにかくページ全体を見るのだ。

ビジネス書で強調箇所が太字やゴシック体で書かれている本は、ページ全体を見るには値せず、太字やゴシック体の文字だけを追っていけばよい。

図表や資料はおのずと目に飛び込んでくるので、他と同様に扱う。

 

『読書の技法』 P077〜078より

 

『読書の技法』を読んで、一番学びが大きかった部分です。

 

1読目は、5分を目標に読む。

このとき、最初と最後、目次、太字やゴシック体のみを、速攻で読むこと。

 

これで本の内容が、ザックリとですが頭に入ります。

そのあと、1〜2時間かけて全部読めばOKです。

 

この読書方法で読むと、かなり楽に1冊の内容を吸収できます。

 

あなたも、ぜひお試しあれ。

既知の内容は読み飛ばす

逆に基礎知識が身についているならば、既知の部分を何度読んでも時間の無駄だ。

新たな本を読むとき既知の内容に関する部分は読み飛ばし、未知の内容を丁寧に読む。

このように速読を行うことによって時間をかなり圧縮することができる。

 

『読書の技法』 P027より

 

既知の部分を読み飛ばし、未知の部分を丁寧に読む。

 

これは「勇気」がいる作業だと思います。

 

お金を出して本を買っているのです。

既に知っている情報が書かれていても、ちゃんと読まないともったいないと思います。

 

しかし、本を読む目的は、新しい情報を仕入れて、自分に変化を起こすことです。

 

既知の部分を熟読しても、前進しません。

 

有名作家の樺沢紫苑先生は『読んだら忘れない読書術』で、1冊の本で覚えるのは3つまで、と仰っています。

 

3つより多く覚えようとすると、1つも覚えられないと、樺沢紫苑先生は仰っています。

 

だから、既知の部分は遠慮無く読み飛ばしてOKなのです。

 

未知の部分を熟読し、その中から3つに厳選して覚えましょう。

それで、本代の元が取れます。

知識が定着し運用できるまで3〜6ヶ月かかる

本を読んでから、その情報が頭の中で整理されて、きちんと引き出せるようになるためには、一定の時間が必要になる。

これには個人差があるが、筆者の場合、だいたい3ヶ月から6ヶ月すると、新しい知識が「発酵」して頭に定着し、自分で運用できるようになる。

 

『読書の技法』 P245より

 

本で仕入れた知識が定着し、自分のものになるのに、だいたい3ヶ月から6ヶ月かかるそうです。

 

すぐに自分のものにはならないということです。

 

脳科学者の茂木健一郎先生も、『頭は「本の読み方」で磨かれる』で、

「たくさん本を読むと、それが腐葉土のように発酵して脳の中にいい土壌ができる。」と仰っています。

 

毎日読書を続けていけば、半年後にはかなり変化することが期待できます。

 

少なくとも、3ヶ月読書をしただけで、会社を辞めることは出来ました。

 

フリーになった現在、毎日読書を続けていき、どんな風に変化するのか、楽しみです。

 

大金を得て安心を手に入れられるのが、理想ですね。

 

派手な暮らしは望みません。

浪費生活は身を滅ぼすことを、『となりの億万長者』と『ふつうの億万長者』で教わりましたから。

 

以上、『読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門』(佐藤優 著)の書評でした。

 

『読書の技法』は、Amazonの評価数が100を超える、評判の良い本です。

 

それゆえ、『読書の技法』は楽天などの通販サイトでも、在庫が多数おかれています。

 

ブックオフに行けば、『読書の技法』の中古の文庫本が入手できる可能性が高いでしょう。

 

しかし、『読書の技法』はアマゾンのほうが、中古の文庫本の価格が安いです。

 

電子書籍であるKindle版もありますので、Amazonがオススメです。

 

以下、『読書の技法』のAmazonの販売ページです。