『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント(文春新書 868)』(西原理恵子 著)の感想です。

 

『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』の内容とあらすじ

『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』とは、人気漫画家である西原理恵子さんが書かれた本です。

 

西原理恵子さんは、飲酒で高校を退学処分になっています。

しかも、退学処分を不服として、学校を訴えて裁判を起こしています。

 

その後、大検を取得して、武蔵野美術大学に進学されています。

在学中は、水商売でアルバイトしたり、エロ本の挿絵を描いたりなど、様々な仕事を経験されています。

 

また、西原理恵子さんは、アル中の夫と結婚したり、ギャンブルで5,000万円すったりなど、波瀾万丈の人生を歩まれています。

 

そんな西原理恵子さんが、波瀾万丈の人生で培った処世術が、『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』に書かれています。

 

形式は、読者からの60の質問に対して答えるという形式になっています。

 

60の質問のうちのいくつかを紹介します。

「70社受けてもダメ。出口の見えない就活に疲れ果てました」

「やっとの思いで就職した会社が、いわゆるブラック企業でした。」

「職場で仕事がありません。ヒマすぎて苦痛です。」

「仕事にやりがいは感じますが、給料が安くて生活が厳しいです。」

「ある日カツラをかぶってきた上司に、どういう態度をとればいいかわかりません。」

「育児中の同期に不満と嫉妬を感じてしまいます」

 

「結婚して5年。妻がブクブク太っています」

「夫が浮気しているようです。追求すべきか、見て見ぬふりすべきか、迷っています。」

「娘が風俗のバイトをしているかもしれません」

「中2の娘がまだ父親とお風呂に入っているのですが・・・・。」

 

「息子の部屋からロリコン漫画が出てきました」

など

 

『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』 目次より

 

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『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』で刺さった3つの内容

私が『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』を読んで、とくに刺さった内容は、以下の3つです。

<『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』で刺さった3つの内容>

・ブラック企業は悪い人がいい人をはじき出す悪の巣窟である

・育児中を免罪符に仕事を押しつけてくる同期への対処法

・「〇〇さんが嫌いになり始めた」は疲れのサイン

 

それぞれについて、説明していきます。

ブラック企業は悪い人がいい人をはじき出す悪の巣窟である

私もいろいろなバイトをして分かったんだけど、嫌な会社って嫌な人しかいないの。

それで、いい会社っていい人しかいない。

(中略)

いい人が悪い人をはじき出すんだよね、いい会社は。

逆に悪い会社って、悪い人がいい人をはじき出すから、ダース・インベーダーが棲んでいるようなすさまじい悪の巣窟になっている。

(中略)

「1年もたたずに辞めるのは申し訳ない」とか言ってる場合じゃない。

コレ、DV男との離婚と一緒。

自分で自分の判断がつかなくなっている状態ですね。

で、本当に「もうダメだ」ってなったときには、ボロボロになっていることが多い。

だから、体力があるうちにさっさと見切りをつけましょう。

(中略)

もう会わないと思えば、どんなに嫌われたっていいんだから。

後ろ足で砂かけて、何なら内容証明で辞表送って、「立つ鳥跡を濁す」でいいの。

 

『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』 P19〜20より

 

ブラック企業で苦しむ人に向けて、西原理恵子さんのアドバイスです。

 

「逆に悪い会社は、悪い人がいい人をはじき出す」。

これ、当たっています。

 

私は、職場で1年近く仕事を与えられず放置され、ボーナスの査定で最低評価を付けられるパワハラを受けました。

 

それを人事部に内部告発したら、逆に圧力をかけられて、辞めさせられました。

 

しかも、離職票に「会社都合」であると書いたのに、人事部が離職票を改ざんして「自己都合」で退職することに。

 

この会社は、優秀な人間ほど早々と辞めていき、カスしか残らない会社であると、2chで評判の会社です。

 

私は、社員数の少ない札幌支社にいたので、その事実が分かりませんでした。

 

しかし、東京本社の同期の話によると、優秀な人間がバンバン辞めて、クズみたいな人間の巣窟と化していたとか。

 

私は、この会社で1年近くパワハラを受けて、人事部に潰された経験をして、この会社は「悪の巣窟」だと実感しました。

 

だから、西原理恵子さんのアドバイスが強烈に刺さりました。

 

ブラック企業で頑張っても、無意味です。

人を精神的に追い詰める会社が、まともな会社であるはずがありません。

それが、どんな大企業であってもです。

 

パワハラをはねのけて、会社で昇進したとかいう美談を書いた社畜養成本が、世の中に多数存在します。

だから、お前も頑張れと、崖から突き落とすようなことが書かれています。

 

しかし、そんなブラック企業で孤軍奮闘しても、這い上がれる確率は極めて低いと、私は思います。

その前に、身体と心を壊して、再起不能に陥るかもしれません。

 

だから、あなたの会社がブラック企業だと思うのなら、辞めることを考えましょう。

 

会社なんてごまんとあります。

実家住まいで倹約生活ができるなら、アルバイトで生計を立てることも可能なはずです。

 

西原理恵子さんも、アルバイトから社員になるべく、努力せよと仰っています。

 

とにかく、ブラック企業にしがみつくのは止めましょう。

ブラック企業は、あなたの人生を破壊する悪い存在ですから。

 

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育児中を免罪符に仕事を押しつけてくる同期への対処法

この「育児中の同期」の人は、子供会なくても同じようなことすると思うんだよね。

あなたの隙を見つけては仕事を押しつける、そういうタイプじゃないかな。

だから、「子供がいるから」という理由を脇にどけて、その人の人間性を見たほうがいい。

だって、普通、迷惑かけて悪いと思ったら、時間内に仕事済ますし、そんなシレっとした顔で早退しないよね。

(中略)

だけど逆に、そういうふうに便利に使われちゃう隙があるあなたにあるんだっていうことも考えたほうがいい。

(中略)

その状況を変えない限りは、その同期の人がいなくなっても別のモンスターがまた来るよ。

それに対処するには、もうキッパリ断るだけ。

それができないと、このままずっと人の仕事の後始末をさせられる人生が待っているよ。

(中略)

さっきも言ったけど、ウソっていけないことじゃない。

自分の心のバランスを保つために、うまいこと使っちゃえばいいんです。

 

『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』 P52〜53より

 

仕事を押しつけてくる人間は、育児中に関係なく押しつけてくる。

こういう人間に対しては、ウソをついてでもいいから、キッパリと断る勇気を持とう。

 

私が辞めた会社も、仕事の押し付け合いで成り立っているような職場でした。

 

仕事をやりたくない気持ちは分かります。

誰だって、あんな下らない作業をやりたくないでしょう。

 

とくに酷いのが、会社の行事の押し付け合いでした。

 

入社年次が低く、大人しい性格の社員が、飲み会や社員旅行の幹事をいつもやらされていました。

 

しかも幹事なのに、飲み会や社員旅行の参加費がタダにならないのです。

 

私は会社の行事が死ぬほど嫌いだったので、先輩や上司に逆らってでも断っていました。

そうしたら、押しつけられなくなりました。

代わりに、陰口を言われるようになりましたが。

 

会社ってホント、悪の巣窟ですよね。

すべての教育は「洗脳」である』に書かれているとおり、閉じた共同体はトラブルの元です。

 

私はもう二度と、サラリーマンはやりたくありません。

 

あなたも、仕事を押しつけてくるモンスターと遭遇したら、キッパリ断りましょう。

 

こういうモンスターは、大人しくしていたら、もっと酷いことをしてきますから。

「〇〇さんが嫌いになり始めた」は疲れのサイン

だいたいそんな小さなことでイライラするのは、自分の精神状態がよくないサインですよ。

私も「〇〇さんと××さんが嫌いになり始めたら、自分は疲れてる」というふうにバロメーターにしてる。

そういうときは仕事の効率も悪くなるし、いいものができないので、思い切ってやめちゃう。

 

『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』 P195より

 

「〇〇さんと××さんが嫌いになり始めたら、自分は疲れてる」。

西原理恵子は、これを疲れたときのサインとしているそうです。

 

私も同じです。

疲れてくると、過去にあった嫌な出来事を思い出して興奮してきます。

 

こんな状態になるのは私だけかと思っていましたが、西原理恵子も同じなんですね。

なんだか、安心しました。

 

こういうときに頑張っても、作業がはかどりませんから、休むようにします。

 

『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』は、このように、地に足の付いたアドバイスがたくさん書かれています。

 

この本は、かなりの良書であると言えます。

 

以上、『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント(文春新書 868)』(西原理恵子 著)の感想でした。

 

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