『世界に一件だけのパン屋』(野地秩嘉 著)の感想です。

 

 『世界に一件だけのパン屋』の要約・あらすじ

『世界に一件だけのパン屋』とは、北海道の十勝地方(帯広市とか)に店を構える創業68年のパン屋「満寿屋」のはなしを書いた、ノンフィクション作品です。

 

「満寿屋」は、日本で初めて、国産小麦100%のパンの製造に成功した企業です。

 

現在は国産小麦100%のパンはどこでも普通に売られていますが、昔は業界でも不可能といわれていたそうです。

 

『世界に一件だけのパン屋』を読むと、満寿屋が血のにじむような努力をして、国産小麦100%のパンを実現したことが分かります。

 

『世界に一件だけのパン屋』には、北海道の具体的な地名が出てくるので、道民にはなじみやすい本ではないでしょうか。

 

以下、私が『世界に一件だけのパン屋』を読んで、とくに刺さった中身を紹介していきます。

 

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『世界に一件だけのパン屋』で刺さった内容

私が『世界に一件だけのパン屋』を読んで、とくに刺さった内容は、以下のとおりです。

<『世界に一件だけのパン屋』で刺さった内容>

・まずパンを食べてほしい

・とにかく品質を重んじる。それが満寿屋だ

 

それぞれについて、『世界に一件だけのパン屋』の中身を紹介していきます。

 

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まずパンを食べてほしい

彼は話が上手で交渉がうまいというタイプではなかった。

相手が誰であっても、ストレートに訴え、あとは行動で示す。

江別製粉の西脇にも、食糧庁の役人にも、相手に意見を伝えようと思ったら、自分の焼いたパンを持っていって食べてもらった。

「これはオレが焼いたんだ。これが満寿屋の商品なんだ。もっとおいしくしたいから、力とアタマを貸してほしい」

(中略)

「まずパンを食べてほしい」

それが健治をはじめとする満寿屋の人々の説得法である。

 

『世界に一件だけのパン屋』 P115より

とにかく品質を重んじる。それが満寿屋だ

そこまでの決意をしてクレームに対処したにもかかわらず、商品を交換にきた客はひとりもいなかった。

また、クレームを入れてきた客のあんパンを調べてみても、腐敗していたわけでもなかった。

結局案ずるほどのことはなかったのだが、それでも、雅則はいい経験になったと思った。

食品を売っている以上、いずれは商品に対するクレームがやってくる。

その時のための勉強になった。

何よりもこわいのは経営者、社員が油断することだ。

食品製造業は信頼を得るには時間がかかるけれど、信用が失墜するのは一瞬だ。

雪印乳業のような巨大企業でも、油断したり、事態を放置したり、そして、クレームへの対処を間違えたらあっさりつぶれてしまうのである。

「とにかく品質を重んじる。それが満寿屋だ」

社長になってからの彼の決心は「絶対にミスをしない」ことだった。

 

『世界に一件だけのパン屋』 P179〜180より

 

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『世界に一件だけのパン屋』の感想

私が『世界に一件だけのパン屋』を読んで、とくに刺さった内容を紹介しました。

 

・まずパンを食べてほしい

・とにかく品質を重んじる。それが満寿屋だ

 

の二つでした。

 

『世界に一件だけのパン屋』を読むと、満寿屋の方々が血の滲むような努力をしてきたことが分かります。

 

昔NHKで、プロジェクトXという番組が放送されていましたが、満寿屋が登場しても良いくらい、『世界に一件だけのパン屋』は面白い内容でした。

 

『世界に一件だけのパン屋』は、北海道民ならぜひ読んでほしい1冊です。

 

そして、『世界に一件だけのパン屋』を読んで気に入ったら、満寿屋のパンを食べてほしいですね。

 

私もいつか、満寿屋のパンを買ってみます。

 

以上、『世界に一件だけのパン屋』(野地秩嘉 著)の感想でした。

 

『世界に一件だけのパン屋』には電子書籍であるKindle版もあるので、Amazonでの購入がオススメです。