『あなたの話はなぜ「通じない」のか』(山田ズーニー 著)(ちくま文庫)の感想文です。

 

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』の要約・あらすじ

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』とは、コミュニケーションの教育者である山田ズーニー氏が書かれた本です。

 

等身大の自分を理解してもらいたい、相手と信頼関係を築きたい、前提の通じない相手ともきちんと話し合いたい、聞き上手になりたい、人を説得したい、相手の共感を得たい、など。

 

自分の「想い」を人に伝えるのは難しいものです。

 

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』では、コミュニケーション上手になるためのテクニックが、基礎のキソから書かれています。

 

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』の目次です。

<『あなたの話はなぜ「通じない」のか』の目次>

第1章 コミュニケーションのゴールとは?

(通じ合えない痛み自分のメディア力を高める ほか)

 

第2章 人を「説得」する技術

(論理で通じ合う大原則とは?考える方法を習ったことがありますか? ほか)

 

第3章 正論を言うとなぜ孤立するのか?

(関係の中で変わる意味正論はなぜ人を動かさないのか? ほか)

 

第4章 共感の方法

(情報は配列が命共感を入り口にする ほか)

 

第5章 信頼の条件

(言葉が通じなくなるときはじめての人に自分をどう説明するか? ほか)

 

次に、私が『あなたの話はなぜ「通じない」のか』を読んで、とくに刺さった中身を紹介します。

 

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『あなたの話はなぜ「通じない」のか』で刺さった内容

私が『あなたの話はなぜ「通じない」のか』を読んで、とくに刺さった内容は、以下のとおりです。

<『あなたの話はなぜ「通じない」のか』で刺さった内容>

・ウソで固めた生き方は虚しいだけ

・人は内面を認められることを無意識に求めている

・他人のあなたの情報占有率に慎重になろう

 

それぞれについて、『あなたの話はなぜ「通じない」のか』の中身を紹介します。

 

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ウソで固めた生き方は虚しいだけ

うそは、本当の意味で人を動かさない。

人はそれほど愚かではない。

仮にうそで、相手が自分の思うように動いたとしたらどうだろう?

相手が愚かしく見えるのではないだろうか。

偽りで結果が出せたとしても、出せば出すほど、自分の術中にはまった相手が愚かしく見える。

そういう仕事に意欲が失せるのは自然なことだ。

うそで切り開く世界にいるのは、うそで操作していい人間、内面も意外性も持たない外側だけの人間、自分の術中にはまった愚かしい人間、そして何より、一人一人違った内面を持つ人間を、そのようにしか見ることができず、そのようにしか関われない自分。

外には、自分の想いで関わることができない世界がただ広がっていくばかりだ。

そんな世界に、生きるエネルギーがわくだろうか。

 

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』 P26〜27より

人は内面を認められることを無意識に求めている

人は、自分以上に見られても、自分以下に見られても、機能だけで部分的に切り取られても傷つく。

それ以前に、外側だけで「お前は何者か?」と値踏みされるような行為自体に傷つく存在なのだとわかる。

そこには、「自分の内面に基づく、相手とのつながり」がないからだ。

就職活動の若者だって、傾向と対策を仕入れ、うそで固めてでも結果が欲しいだけなら、そんなには消耗しない。

どんなに「内定さえ出れば」と口では言ったとしても、では、履歴書の自分の長所を書いては消し書いては消しするのはなぜだ。

面接官のひと言に、悔しさが消えないのはなぜだ。

無意識に求めているのは、自分として会社に認められることだ。

だから、自分を伝えることに誠実で熱心な人ほど、うまくいかなかったときに痛手を負う。

 

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』 P28より

他人のあなたの情報占有率に慎重になろう

自分にふさわしい「メディア力」を相手の中に刻むために、ちょっと「情報占有率」を意識してみるといい。

(中略)

ふだんとても穏やかなあなたが、その日はたまたま嫌なことが重なり、攻撃的になっているという場合だ。

自分にうそのないということで、相手にきついことを言ってしまったらどうだろう。

あなたにとっては、年に1回の「たまたま不機嫌な日」でも、相手にとっては、あなたに関する情報の100%になる。

初対面の相手、まだ付き合いの浅い相手には、すこし慎重になって考えてほしい。

 

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』 P143〜144より

 

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『あなたの話はなぜ「通じない」のか』の感想

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』を読んで、とくに刺さった内容を紹介しました。

 

一つ目の、ウソで固めた生き方は虚しいだけ、について。

 

私はかつて、ネットワークビジネスという犯罪に手を染めたことがあります。

>>ネットワークビジネスは詐欺

 

この世界は、うそで固めた生き方をする人間ばかりでした。

 

本当は稼いでいないくせに、ブランドものの服で身を固め、中古のボロい高級車を乗り回し、成功者気取りをするアホばかり。

 

その見た目に騙されて、私は、彼ら詐欺師が成功者だと勘違いし、ネットワークビジネスに手を染めてしまいました。

 

3ヵ月ほどで足を洗いましたが、この世界に何年間も浸かっていたら、うそで固めた生き方しか出来なくなったと思います。

 

そんな生き方をしていたら、心がおかしくなるでしょうね。

脱出できてよかったです。

 

2つ目の、人は内面を認められることを無意識に求めている、について。

 

私がサラリーマンをやっていたとき、ありのままの自分を会社に認められたい欲求がありました。

 

入社3年目までは、自分なりに一生懸命に仕事をしていたつもりです。

 

が、ボーナスの査定の面談で、上司から人を物のように評価されました。

 

ケチを付けられ、自分を内面から否定されたことで、私は嫌気が差して仕事を真面目にやらなくなりました。

 

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』を読んで、なぜ仕事に嫌気が差したのかが、よく分かりました。

 

3つ目の、他人の情報占有率に気をつける、ことについて。

 

私は家庭教師のアルバイトをやっており、他人と接する機会が多いです。

 

初対面の親・生徒、付き合いが浅い親・生徒の前では、キチンとしなければと感じました。

だらしなくしたら、その人の評価が「98%だらしない人間」となり、嫌われてしまいますから。

 

気を許すのは、他人の情報占有率が「98%キチンとした人」となった段階にしたいですね。

 

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』を読んで、この「情報占有率」という概念が、いちばん使えると感じました。

 

以上、『あなたの話はなぜ「通じない」のか』(山田ズーニー 著)(ちくま文庫)の感想文でした。

 

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