『他人をバカにしたがる男たち』(河合薫 著)(日経プレミアシリーズ)の感想です。

 

『他人をバカにしたがる男たち』とは

『他人をバカにしたがる男たち』とは、健康社会学者として、またタレントとしても活躍されている、河合薫氏が書かれた本です。

 

『他人をバカにしたがる男たち』で特徴的なのは、“ジジイの壁”です。

 

ここでいう「ジジイ」とは、「自分の保身のため」だけを考えている人間を指します。

 

会社で権力を持ち、その権力を「自分のため」に使う人です。

 

「会社のため」「キミのため」というウソを「自分のため」につき、自己の正当化に長けている人物です。

 

『他人をバカにしたがる男たち』は、職場や社会にはびこる“ジジイの壁”の正体を健康社会学の視点から解き明かしています。

 

以下、私は『他人をバカにしたがる男たち』を読んで、とくに刺さった中身を紹介します。

 

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『他人をバカにしたがる男たち』で刺さった内容

私が『他人をバカにしたがる男たち』を読んで、とくに刺さった内容は、以下のとおりです。

<『他人をバカにしたがる男たち』で刺さった内容>

・社内的に残念な人ほど社外で偉そうに振る舞う

・自分で自由に決められる権利が長生きの秘訣

・勝ち組・負け組を気にするから不幸になる

 

それぞれについて、『他人をバカにしたがる男たち』の中身を紹介します。

 

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社内的に残念な人ほど社外で偉そうに振る舞う

社内的に残念な人ほど社外で偉そうに振る舞うのは、よくあること。

なぜか?

自尊心を守るために、です。

自尊心とは「自我に対する自己評価」で、他者からの評価により高められたり、傷つけられたりします。

(中略)

とはいえ、所詮、出世は椅子取りゲーム。

用意されている椅子は次第に減り、ある時点から自分が期待するほどの評価を得られなくなる。

すると、自尊心が揺らぐ。

「なぜ、オレは評価されないんだ?」と。

(中略)

「日本のサラリーマン社会は、”見てみないふり症候群”の輩であふれている」と、53歳で就活を始めた男性が嘆いていたことがありますが、この”見てみないふり症候群”に陥っている輩ほど、「自分よりも劣った人(当人が判断する)」に偉そうな態度をとったりすることで、自己防衛的に自尊心を保とうとするのです。

 

『他人をバカにしたがる男たち』 P33〜35より

自分で自由に決められる権利が長生きの秘訣

「自分で自由に決めることができる権利がある」という感覚は、大切なリソースのひとつで、職務満足感や人生満足感を高め、寿命をも左右します。

例えば、動物園で暮らすライオンより、サバンナで常に天敵の恐怖に晒されているライオンの方が長生きします。

トップはヒラより長生きします。

その差を生むのが「自分で自由に決められる権利」なのです。

 

『他人をバカにしたがる男たち』 P70より

勝ち組・負け組を気にするから不幸になる

こう話すのが大手広告代理店勤務の課長職の男性です。

出世競争に敗れた男性たちを待ち構えるのは、役職定年。

それを3年後に控えた彼の語りは、魑魅魍魎の現代社会で彷徨う、ビジネスマンの生きづらさであふれていました。

「知人が被災地でボランティアをしているうちに『価値観が変わった』と退社し、今は得意だった英語を生かして、子どもたちに教えています。

収入はバイト並みです。

ところが、彼は生活には困らないと言ううんです。

郊外に引っ越し、築50年の一軒家を家賃8万円で借りて、生活費は月10万円程度。

世の中、なんやかんやいってデフレだから、十分やっていけると。

それで彼に言われてしまった。

負け組になりたくないって思うから、将来が不安になるんだよ』って。

自分の価値観だけを頼りに生きていけば、頑張った分だけ満足感を得られるし、ちゃんと報われるんだよ、って。

 

『他人をバカにしたがる男たち』 P78より

『他人をバカにしたがる男たち』の感想

まず最初に、『他人をバカにしたがる男たち』で列挙されている、「ジジイ」の特徴のひとつを紹介しました。

 

私が辞めた会社で、私にパワハラをしてきた課長も、出世競争に敗れた人間でした。

その腹いせに、入社年次の低い立場の弱い人間に八つ当たりをしているカスでしたね。

 

次に、長生きの秘訣は、「自分で自由に決められる権利」であることです。

 

確かに、会社勤めをしていたとき、自分では何一つ決めることが出来ませんでした。

会社にいると、魂を抜かれて死んでいくよような感覚がありました。

 

反面、副業で商売をやっていたときは、生きている実感がありましたね。

このときは、すべて自分の判断で自由に行動していました。

失敗したら借金を負うリスクがありましたが、楽しかったです。

 

長生きして楽しく生きたいなら、「自分で自由に決められる権利」は重要なのでしょう。

 

最後に、「勝ち組・負け組を気にすると不幸になる」ことについて。

 

『他人をバカにしたがる男たち』を読んで、最も刺さった内容でした。

 

勝ち組・負け組を気にするから、焦燥感を感じて消耗したり、見栄を張って浪費したりするのでしょう。

 

穏やかに生きたいのなら、勝ち組・負け組という考えを捨てるべきです。

 

私もまだまだ未熟で、虚栄心があります。

 

家庭教師のアルバイトの通勤で電車に乗りますが、最新型のiPhoneを使っている人間をみたら、自分も欲しくなっちゃいます。

 

「このiPhoneがあれば見栄を張れる」と思ってしまうのです。

 

ここで、「人は人、自分は自分」と思えたら、合格です。

 

その境地になるために、私はまだまだ修行が必要みたいです。

 

『他人をバカにしたがる男たち』を読んで、そう実感しました。

 

以上、『他人をバカにしたがる男たち』(河合薫)(日経プレミアシリーズ)の感想でした。

 

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