『人間の分際』(曽野綾子)の感想です。

 

『人間の分際』のあらすじ

『人間の分際』とは、作家で日本財団会長を歴任された、曽野綾子氏が書かれた本です。

 

『人間の分際』は、曽野綾子氏の80余年の体験をまとめた本です。

 

『人間の分際』で有名な名言は、「努力すれば必ず報いられるは嘘」です。

 

努力で成し遂げられることには限度があり、人間はその分際(身の程)を心得ない限り、決して幸せには暮らせないのです。

 

このほか、『人間の分際』には、

「すべてのものには分際がある」、

「老いと死がなければ、人間は謙虚になれない」、

「誰でも人生の終盤は負け戦」、

「他人を傷つけずに生きることはできない」、

「『流される』ことも一つの美学」、「老年ほど勇気を必要とする時はない」

など、多数の名言がまとめられています。

 

以下、私が『人間の分際』を読んで、とくに刺さった内容を紹介します。

 

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『人間の分際』で刺さった内容

私が『人間の分際』を読んで、とくに刺さった内容は、以下のとおりです。

<『人間の分際』で刺さった内容>

・「やればできる」は嘘。自分の人生を軽く考え伸び伸び生きよう

・うまくいかない時は「別の道を行く運命だ」と考える

・人は他人に与える立場になったとき初めて充ちたりる

 

それぞれについて、『人間の分際』の中身を紹介します。

 

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「やればできる」は嘘。自分の人生を軽く考え伸び伸び生きよう

「やればできる」というのは、とんでもない思い上がり

(中略)

すべての人には、努力によってその人の可能性の分野を広げることができる部分も確かにあるが、その程度は限られている。

「為せば成る」などというのはひどい思い上がりである。

(中略)

伸び伸びと無理をせず、自分の人生をできるだけ軽く考えることに馴れれば、血圧も下がるであろう。

何より、かっとしたり、恨みを持ったりしないと、淡々と人生が遠くまで見えて来て楽しくなる。

 

『人間の分際』 P34〜35より

うまくいかない時は「別の道を行く運命だ」と考える

うまくいかない時は「別の道を行く運命だ」と考える

(中略)

楽観主義者だと言われればそうですが、私はうまくいかない時はいつも神様から「お前は別の道を行きなさい」という指示があったと思うんですね。

だから運が悪い場合はそこでぐずぐず悩むのではなくて、運命をやんわり受け入れられる心理でいたい。

そして、次の運命に協力的になる。

(中略)

そうすると、たいてい運命が開けてくるものです。

 

『人間の分際』 P48〜49より

人は他人に与える立場になったとき初めて充ちたりる

「もっとほしい」という欲望が不幸を招く

乞食根性は誰にでもある。

それは或意味では自然なものである。

しかしそれが一つだけ困る点がある。

それは人間はひとからもらう立場にいる限り、決して満足することもなく、幸福にもなれない、という現実である。

人間は病人であろうが、子供であろうが、老人であろうが、他人に与える立場になったとき、初めて充ち足りる。

老人の不幸は、「してもらえない」「くれ方が足りない」ということばかりである。

老人ばかりでない。

世の中の不幸の殆どは、こういう物の考え方から生まれるのである。

 

『人間の分際』 P153〜154より

『人間の分際』の感想

『人間の分際』で、私が刺さった内容を紹介しました。

 

まとめると、状況に期待せず、自分がやれることを淡々とやることでしょうか。

 

人は他人に与える立場になったときに、初めて満ち足りるみたいです。

 

金や物では、心は満たせないみたいですね。

 

私は、パワハラ会社を辞めて、ブログと家庭教師のアルバイトで生計を立てています。

 

ブログについては、他者貢献できている実感が湧きません。

立ち上げて1年立っておらず、アクセス数が少なく、読者からお問い合わせがほぼありません。

読者の感想でも頂けたら、他者貢献を実感出来るのでしょう。

 

対して、家庭教師のアルバイトは、他者貢献を実感できています。

授業時間を30分くらいサービスしたり、200時間かけて作った教材を無料であげたりして、喜ばれています。

 

やはり、生身の人間と接するのは楽しいですね。

会社にいたときの私は、生ける屍でした。

 

ブログより家庭教師のアルバイトの方が楽しいので、今後もブログは軽めにして、家庭教師のアルバイトを頑張っていきたいです。

 

以上、『人間の分際』(曽野綾子)の感想でした。

 

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