『自分の仕事をつくる』(西村佳哲 著)(ちくま文庫)の感想です。

 

『自分の仕事をつくる』の要約

『自分の仕事をつくる』とは、デザインレーベル「リビングワールド」代表の西村佳哲氏が書かれた本です。

 

『自分の仕事をつくる』は、建築デザインの仕事の本です。

建築デザインの仕事を通じて、仕事の本質が深く説明されています。

 

ポイントは、仕事を通じて他者貢献してると実感できるかどうかです。

仕事は金も重要ですが、それ以上に、他者貢献が重要になっていきます。

 

他者貢献の重要さは、名著『嫌われる勇気』にも書かれています。

他者貢献は、人間・仕事の本質なのでしょう。

 

『自分の仕事をつくる』を読んで、仕事の意味について改めて考えさせられました。

 

以下、私が『自分の仕事をつくる』を読んで、とくに刺さった内容を3つほど紹介します。

『自分の仕事をつくる』で刺さった3つの内容

私が『自分の仕事をつくる』を読んで、とくに刺さった内容は、以下の3つです。

<『自分の仕事をつくる』で刺さった内容>

・お金のかからない生活は非常に重要だ

・意味のある仕事ができるかどうかは本人次第

・仕事とは外の世界と関わり自己の存在を認識すること

 

それぞれについて、『自分の仕事をつくる』の引用文を紹介し、合わせて私の感想を簡単に書いていきます。

 

スポンサーリンク



お金のかからない生活は非常に重要だ

—北海道で仕事をすることに、デメリットは感じますか?

(中略)

たとえば、いま僕のチームが進めている仕事は東京の案件ですが、月に二〜三回東京へ行けば、あとは電話やファックスで十分です。

いまや通信などの十分なサービスがあるので、デメリットは感じません。

メリットを言えば、大きなスペースを安く使えること。

都市部だと大きな作業場は、維持費だけでも大変な額になってしまう。

僕らの場合、そういった負担がほとんどありません。

生活費もここではそんなにかからない。

これは重要な話だと思うな。

「そんなにお金がなくても大丈夫」となれば、やっぱり気楽に生きていける

 

『自分の仕事をつくる』 P4より

 

お金のかからない生活は非常に重要だと、上の『自分の仕事をつくる』に書かれています。

 

私もそう思います。

 

いくら高年収でも、ランニングコストが大きくかかる暮らしをしていては、消耗するだけです。

一般的に、高年収の仕事はハードです。

 

年収1,000万円に憧れる人は多いですが、金に見合った辛い仕事をすることになります。

 

そして、年収1,000万円の人は、自分が金持ちだと勘違いして浪費する人が多いそうです。

辛い仕事をして金を稼いで浪費して、また辛い仕事をする。

 

これ、ラットレースですよね。

私はこの生活が幸せだとは思えません。

 

やはり、金のかからない生活をするべきでしょう。

 

私は最低でも毎月12万円稼げれば、それでOKです。

実家に入れる金5万円と、年金6万円、あとの1万円は遊行費という感じです。

 

毎月12万円は、ブログと家庭教師のアルバイトで普通に稼げます。

無理に会社勤めをしなくても大丈夫です。

 

金のかからない暮らしを手に入れられれば、自由が手に入ります。

 

金のかからない暮らしをするマインドは、『減速して生きる: ダウンシフターズ』や『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』で学べます。

 

もしあなたが自由を手に入れたいのなら、この2冊は必読だと思います。

意味のある仕事ができるかどうかは本人次第

僕もいくつかの大学で教えているが、学生たちと話していると、

「好きなことをやっても食べていけるんですか?「必要とされるんですか?」という具合に、社会的価値をめぐる約束をあらかじめ取り付けたいような、そんな不安がにじみ出た質問を受けることがある。

が、ハッキリ言って、あらかじめ意味や価値を約束されている仕事など、どこにもない。

建築科になればいいわけでも、医者になればいいわけでもない。

肩書きは同じでも、意味のある仕事をしている人もいれば、まるで意味の感じられない仕事をしている人もいる

「これをやれば大丈夫!」というお墨付きを求める心性は、年齢差に関係なく分布しているようで、これらに出会うと本当に途方に暮れる。

 

『自分の仕事をつくる』 P16より

 

意味のある仕事ができるかどうかは、本人次第である。

 

私は、東証一部上場のIT企業にいたとき、意味のある仕事が出来ていると全く思えませんでした。

 

この会社にいたとき、「下らない」「無意味だ」「つまらない」などのネガティブ感情に支配されていました。

 

自分の仕事が人の役に立っていると、全く実感できなかったからです。

 

今は私は、この会社を辞めて、ブログと家庭教師のアルバイトで生計を立てています。

 

残念ながら、ブログは他者貢献が出来ていると実感できません。

 

このブログは立ち上げて1年も経っていないため、アクセスが少ないです。

これからアクセス数が増えて、このブログが誰かの役に立てると良いのですが。

 

家庭教師のアルバイトは、他者貢献していると実感できています。

安い料金で、これでもかとサービスをしています。

生徒の成績が上がり、親からたくさん感謝されています。

 

ハッキリ言って、ブログより家庭教師のアルバイトのほうが楽しいです。

大して儲かりませんが、人に触れ、人から感謝されるのは、素晴らしいと感じます。

 

ブログで稼げるようになっても、家庭教師のアルバイトは続けていきたいですね。

 

スポンサーリンク



仕事とは外の世界と関わり自己の存在を認識すること

仕事とは、社会の中に自分を位置づけるメディアである。

それは単に金銭を得るためだけの手段ではない。

人間が社会的な生き物である以上、その生涯における「仕事」の重要性は変わることがないだろう。

自分が価値のある存在であること、必要とされていること。

こうした情報を自身に与えてくれる仕事には求心力がある。

あらゆる仕事はなんらかの形で、その人を世界の中に位置づける。

畑仕事のような個人作業でもそうだ。自然のサイクルの中に、自分の存在を確かめることができる。

人はどんなに大金持ちになっても、なんらかの形で働こうとする生き物だろう。

それは人間が、外の世界との関わり合いを通じてしか自分が存在する実感を得ることができず、またそれを常に渇望していることを示している。

 

『自分の仕事をつくる』 P256〜257より

 

『自分の仕事をつくる』のハイライトです。

 

仕事で最も重要なことは、他者貢献を実感できることです。

 

逆に、どんなに儲かる仕事でも、他者貢献が実感できないとイヤになって止めてしまうのでしょう。

 

私は会社で高年収を得たことがないので、この辺は分かりません。

 

しかし、朝日新聞の元社員の稲垣えみ子氏の著書『魂の退社』を読むと、給料が高いだけではダメなのだなと思えます。

 

朝日新聞なら、40代で年収1,500万円はもらえるでしょう。

それでも、稲垣えみ子氏は朝日新聞の仕事に嫌気が差して辞めています。

 

著書『魂の退社』で稲垣えみ子氏は、「仕事とは死のトライアングルである」だとか、かなりキツいことを書いています。

 

この本を読むと、仕事は金だけじゃないことがよく分かります。

 

もちろん金も重要ですが、それ以上に他者貢献を実感できることが重要なのです。

 

もしあなたの会社がそういう会社なら、さっさと切り捨てて、転職しましょう。

 

今は景気が良く、転職市場が売り手市場なので、転職は難しくないはずです。

 

マイナビ転職はホワイト企業揃いだそうなので、登録だけでもしたらいかがでしょうか?

 

マイナビ転職のリンクを貼っておきます。

 



参考までに。

 

以上、『自分の仕事をつくる』(西村佳哲 著)(ちくま文庫)の感想でした。

 

『自分の仕事をつくる』はAmazonにて、中古本が安く買えます。

 

以下、『自分の仕事をつくる』のAmazonの販売ページです。