『下流老人』(藤田孝典 著)(朝日新書)の感想です。

 

『下流老人』とは

『下流老人』とは、NPO法人ほっとプラス代表理事である藤田孝典氏が書かれた本です。

 

『下流老人』は、低収入で暮らす高齢者の悲惨な生活実態を紹介した本です。

 

低収入といっても、月に13万円程度の年金がある方々です。

それを藤田孝典氏は、生活保護基準相当で暮らす高齢者と仰っています。

 

この高齢者のことを藤田孝典氏は、「下流老人」と定義しています。

 

『下流老人』は、以下の図に示すように、毎月の生活費が約27万円かかることを前提にしています。

 

 

『下流老人』 P28より

 

ここまでかかるはずないでしょう、と言うのが私の感想です。

 

地方で戸建てに住み、軽自動車に乗って慎ましく生きれば、月に13万円もあれば夫婦でやっていけるはずです。

 

その生活ができない方は、『となりの億万長者』を読んで勉強してください。

 

私は今は実家に食費を入れたり年金の支払いがあるので、月に10万円の出費があります。

 

老後はこの出費が無くなるはずなので、月の出費は3万円ほどで済むはずです。

叔父が住むボロ家に将来住むつもりなので、家賃はかかりません。

 

月に13万円もあれば、私ひとりなら使い切れません。

 

『下流老人』は毎月の生活費が約27万円かかることを前提にしていますが、こんなにかかるはずないでしょう。

 

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年金9万円でなんで家賃5万円のとこに住むの?なんで野草食ってるの?

まずは、次の『下流老人』の引用文をお読みください。

年金をかけていない時期もあったため、仕事をやめた後の月収は、厚生年金がわずかに9万円ほどであった。

(中略)

「月収9万円では、食費や医療費や家賃で精一杯なんだ。

年金支給日前になると、本当に生活は苦しかった。

だって9万円からアパートの家賃5万円(当時)を払うんだよ。

もうそれで手もとに残る金は4万円。

月4万円じゃあ埼玉では暮らせないよな」

「それは苦しい。どうやって暮らしていたんですか?」と尋ねると、ポツリと、

「野草」と一言。

「野草?」と不思議そうにわたしがクビを傾げると、

「そう。野草。野蒜って知っているか。見た目がエシャレットとかラッキョウに似た小さな野草。

一時期はそれを主食にしていてさ、それを食べて暮らすんだよ。

(中略)

現在、加藤さんは月額9万円の厚生年金に加えて、足りない分の約4万円は生活保護を受けている。

医療費も生活保護から支給してもらい、治療も順調である。

家賃滞納していたアパートから転居し、低家賃の住宅も確保した。

相談に来られたときは、身長180センチ弱なのに、体重は50キロほどしかなく、ガリガリの痩せ型であったが、生活保護受給から5年経った現在は、体重66キロまで回復している。

 

『下流老人』 P51〜53より

 

上の引用文に登場する加藤さんは、年金が月に9万円しか支給されていません。

若いときに年金の納付を怠ったからです。

 

年金事務所から定期的に、将来の年金支給額の通知が送られてくるはずです。

その額を見て、将来の生活をシミュレーションできなかったのでしょうか。

 

無職の時に国民年金基金に加入していれば、支給額がここまで少なくなることはなかったでしょう。

ハッキリ言って、自業自得だと思います。

 

また、月9万円の収入しかないのに、なぜ家賃5万円のアパートに暮らすのでしょうか。

生活が苦しくなるのは目に見えてますよね。

 

そしてトドメに、金が無いからと野草を食っています。

埼玉は金がかかるとは言え、水道光熱費を差し引いても毎月1万円くらいは残るでしょう。

年寄りひとりなら、1万円もあれば食費はまかなえるはずです。

 

もう意味不明ですよね。

 

『下流老人』には、若いときに欲望のまま生活して、老後にそのツケを払うハメになった残念な老人がたくさん登場します。

 

ただだらしないだけです。

 

読んでいて胸くそ悪くなりました。

 

「若者の〇〇離れ」は正しい

まず、『下流老人』の以下の引用文をお読みください。

よく「若者の〇〇離れ」がニュースで話題になるが、その根底にあるものはすべて自分の生活の先行きに対する不安であろう。

若者は自動車もマイホームも買わず、生活も質素で禁欲的な暮らしをしていると言われる。

「老後に備える」ためだけに、貯蓄に精を出す若者は、わたしの周囲にも増えている。

こうなると本来、一番消費してほしい20〜50代の消費意欲は減退したまま、景気回復は見込めず、経済の好循環は当然生まれない。

正負は消費税増税後に、子育て世帯に対する給付金や支援策を打ち出し続けているが、一向に効果は見えない。

現在の生活に限らず、老後の不安が大きければ、消費意欲が減退するのは明白だ。

 

『下流老人』 P40より

 

「若者の〇〇離れ」について語られています。

 

『下流老人』の筆者の藤田孝典氏は、景気が回復しないからと、この状況を危険視しています、

 

本当でしょうか。

 

多くの日本企業は海外にも展開しています。

 

自動車については、日本よりも海外のほうが売れまくっています。

スバルやホンダは、アメリカ人好みの車ばかり作って、日本を完全に見限っているといえます。

 

しかし、多くの企業が海外で成功しすれば、法人税の収入が増えるなど、日本経済も潤います。

日本の若者がモノを買わなくても、問題ないように思えます。

 

というか、日本の若者は賢いと思います。

多くの日本企業では、年功序列制度と終身雇用制度が崩壊しており、給料は増えないしリストラされて収入がゼロになる危険が常にあります。

 

私が働いていた東証一部上場のIT企業も、年次昇給300円、30代年収300万円、一生ヒラで終わる可能性が高い、という会社でした。

 

こんな状況で家や車を買うなんて、リスク以外の何ものでもありません。

 

日本の若者はこういう状況を悟り、モノを買わないのでしょう。

 

賢明な判断だと思います。

 

私も若者を見習って、これからも倹約生活に励んでいきたいです。

 

倹約生活ができない方は、『となりの億万長者』を読んで勉強してくださいね。

 

以上、『下流老人』(藤田孝典 著)(朝日新書)の感想でした。

 

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