『孤独と不安のレッスン』(鴻上尚史 著)(大和書房)の感想です。

 

『孤独と不安のレッスン』のあらすじ

『孤独と不安のレッスン』とは、「虚構の劇団」で有名な舞台作者である鴻上尚史氏が書かれた本です。

 

本書は、人が必ず抱える「孤独」と「不安」と上手に付き合う方法が書かれています。

 

結論から言うと、人は「孤独」と「不安」と一生付き合うことになります。

逃げられません。

 

しかし、不安には「前向きの不安」と「後ろ向きの不安」があります。

 

「前向きの不安」は、あなたにエネルギーを与えてくれます。

逆に「後ろ向きの不安」は、あなたからエネルギーを奪います。

 

将来起こるであろうリスクを恐れ、対策を考えるのが「前向きの不安」でしょうか。

今ウジウジ悩んでも仕方がないことに翻弄され消耗するのが「後ろ向きの不安」でしょうか。

 

鴻上尚史氏は、人間は一生不安から逃げられないと仰っています。

 

ならば、「前向きの不安」を生きるべきなのです。

 

今自分の不安な気持ちが「前向きの不安」なのか「後ろ向きの不安」なのかを判断しましょう。

 

「後ろ向きの不安」だと気づけば、消えるはずです。

大事なのは気づくことなのです。

 

「不安」ついての話になりましたが、「孤独」も同じです。

 

「孤独」に耐えられず、他人に依存するのは止めましょう。

 

私もかつては、「社会人たるもの休日を充実させねばならない」と思い込んでいました。

 

社会人テニスサークルに依存して、サークル長から金を搾取され、大勢の人の前で馬鹿にされたりしました。

その後、ニュースキンというマルチ商法をやっている犯罪者の甘い言葉に載せられ、100万円以上のお金をだまし取られました。

 

このように、「孤独」に振り回されるとろくな目に遭いません。

 

「孤独」不安になることなく、「本当の孤独」と「前向きの不安」を生きましょう。

 

その詳しい方法が、『孤独と不安のレッスン』に書かれています。

 

以上、『孤独と不安のレッスン』のあらすじでした。

 

次に、私が『孤独と不安のレッスン』を読んで、とくに刺さった内容を3つほど紹介します。

 

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『孤独と不安のレッスン』で刺さった3つの内容

私が『孤独と不安のレッスン』を読んで、とくに刺さった内容は、以下の3つです。

<『孤独と不安のレッスン』で刺さった内容>

・人間はひとりでいるときに成長する

・100点主義は苦しいだけなので止めよう

・大金は不安をなくす力にはならない

 

それぞれについて、『孤独と不安のレッスン』の引用文を紹介し、合わせて私の感想を簡単に書いていきます。

人間はひとりでいるときに成長する

人間は、一人でいる時に成長するのです。

素敵なことを人から聞いても、役に立つことを本で読んでも、一人でそれをかみしめる時間がないと、自分のものにはなりません。

あなたにも経験があると思います。

ただ、人から聞いたことを、右から左に言おうとして、まったく自分が理解していないことに気づいた瞬間や、本で読んだ内容を、そのまま、人に言おうとして、まったく覚えてなかったことに気づいた瞬間を。

それは、一人でかみしめる時間を持たなかった結果です。

かみしめて、自分の言葉、自分の考えにする時間がなかった結果です。

人に何か言われて、それがどんな意味なんだろう、どうしてそんなことを言ったんだろうと、一人で考えれば考えるほど、あなたは成長します。

逆に言えば、自分一人で考える時間がなければ、あなたはどんなに立派な話を聞いても、どんなに役立つ本を読んでも、その考えやアイデアは、あなたのもにになりません。

取ってつけたようで、人は、それがあなたの本当の知識じゃないことを見抜きます。

あなたは、どんなに立派な話を聞いても、成長しないのです。

 

『孤独と不安のレッスン』 P45〜46より

 

人はひとりでいるときに成長する。

 

他人と絡んでばかりいても、成長しないそうです。

 

理由は、本などでインプットした情報を咀嚼し、自分のものにしていくのは、ひとりの時でないとできないからです。

 

私は、家でブログをやるか家庭教師のアルバイトをするかしかなく、年齢の近い人との交流がありません。

 

ひとりの時間を満喫しています。

会社を辞めてから9ヵ月間で400冊以上の本を読んできました。

 

著書『読書の技法』によると、本で得た知識が頭の中で発酵し、自分のものになるのに半年はかかるそうです。

 

半年前に読んだ本が、そろそろ自分のものになっているはずですがどうなのでしょうかね。

 

ひとりでいるほうが気楽です。

たまに親友と合って話をするとかなり気が紛れますが、会うのは半年に一回とかでいいですね。

 

ひとりでいるほうが絶対に良いです。

 

義務教育では「孤独は悪いこと」と教わりますが、これは間違いです。

 

付き合いたくない人間と無理して付き合う必要は全くないし、一人が好きなら堂々と一人の時間を満喫しましょう。

 

孤独を紛らわすために他人に依存すると、私のようにカモられるので止めましょうね。

100点主義は苦しいだけなので止めよう

人生が0か100しかなければ、こんなに簡単なことはないでしょう。

けれど、人生は、26点とか46点とかで生きていくものなのです。

いえ、生きていくしかないものなのです。

0は負け組で、100は勝ち組です。

それは明快です。

では26点は?46点は?67点は?

あなたにとって、何点が満足するものですか?

100点以外は全部、同じですか?

100点以外は、すべて負け組ですか?

もし、あなたがそう考えているのなら、あなたはとても苦しい人生を送っていると僕は思います。

 

『孤独と不安のレッスン』 P90〜91より

 

100点主義は苦しいだけなので止めよう。

 

私も、オールオアナッシングで物事を考えるクセがあります。

そのため、生きづらいな、苦しいな、と感じることが多々あります。

 

入試では、60点取れれば東大でも医学部でも合格出来ます。

人生は60点で上出来ではないでしょうか。

 

60点でよいと鷹揚に構えていると、生きるのがかなりラクになると思います。

 

それがなかなかできないから苦しいのですがね。

 

しかし、分かっていることを実践する努力をしないと、人生は良くならないので、やる必要があります。

 

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大金は不安をなくす力にはならない

アスキーの創業者、西和彦氏が、最近のインタビューで、アスキーの社長時代、個人資産が300億円あったと告白して、

「300億円あったら、人はどう思うか、分かる?」

とインタビューアーに逆に質問していました。

西氏は、こう言いました。

「500億にしてやろうって思うんだよ」

300億あっても、終わりではなく、あるからこそ、もっともっと欲しくなるんだということです。

今、西氏は、コンピュータ業界から身を引き、教育者として生活しています。

300億円は不安をなくす力にはならないと、西氏は言いたかったんだと思います。

 

『孤独と不安のレッスン』 P109より

 

大金は、不安をなくす力にはならない。

 

分かります。

 

私も副業で商売をやって稼いだお金があります。

人並みの貯金額なのですが、このお金のおかげで、今こうしてセミリタイア生活ができています。

 

しかし、金があっても不安は消えません。

 

このまま定職に就かないで生きていけるのだろうか。

ブログと家庭教師のアルバイトの収入が途絶えたらどうなっちゃうんだろう。

30歳半ばだし再就職できるのだろうか。

など。

 

そこそこ金があるくせに、こういう風にいつも不安に思っています。

 

金は不安を完全には消してくれません。

不安と向き合うトレーニングが別に必要なのです。

 

とりあえず先のことは考えず、ブログの収入を国民年金と国民年金基金に全額回し、家庭教師の収入で細々と生きていくつもりです。

 

となりの億万長者』を読んで倹約生活を手に入れたので、少ない収入で生きていけます。

 

減速して生きる: ダウンシフターズ』を見習って、ラクに生きる努力を続けて行きたいです。

 

以上、『孤独と不安のレッスン』(鴻上尚史 著)(大和書房)の感想でした。

 

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