『働かないの れんげ荘物語』(群ようこ 著)(角川春樹事務所)の感想です。

 

『働かないの れんげ荘物語』とは

『働かないの れんげ荘物語』とは、有名作家である群ようこ氏が書かれた本です。

 

『働かないの れんげ荘物語』では、主人公であるキョウコの、ボロアパートであるれんげ荘での生活を牧歌的に綴られています。

 

主人公のキョウコは、大手広告代理店を退職してセミリタイア生活をしています。

著者の群ようこ氏も、広告代理店で働いていました。

 

おそらく、主人公のキョウコは、群ようこ氏本人なのでしょう。

 

主人公のキョウコは、れんげ荘で月10万円の質素な暮らしをしています。

 

普段は散歩に読書に刺繍をし、隣人のクマガイさんらとおしゃべりをしたりと、穏やかな暮らしをしています。

 

私もセミリタイア生活をしています。

年金の支払いと実家に入れる食費とお小遣いを合わせて、毎月11万円程度で暮らしています。

 

昼間はブログを書いて、夜は家庭教師のアルバイトをしています。

ときどき近所の温泉に行き、湯につかったあと休憩室でのんびり読書して1日を過ごしています。

 

『働かないの れんげ荘物語』の主人公のキョウコと近い暮らしをしています。

 

それゆえ、『働かないの れんげ荘物語』には共感を感じ、購入に至りました。

 

セミリタイアやアーリーリタイアを考えている人は、『働かないの れんげ荘物語』は必読です。

 

『働かないの れんげ荘物語』は、れんげ荘物語シリーズの一作です。

 

このほか、『ネコと昼寝―れんげ荘物語』も出版されています。

 

『働かないの れんげ荘物語』を読んで面白かったら、こちらも読んでみましょう。

 

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『働かないの れんげ荘物語』で刺さった3つの内容

私が『働かないの れんげ荘物語』を読んで、とくに刺さった内容は、以下の3つです。

<『働かないの れんげ荘物語』で刺さった内容>

・どうにもならないことは悩まない

・生き甲斐とは人の役に立てること

・自分で枠を作って精神的な余裕を無くさないこと

 

それぞれについて、『働かないの れんげ荘物語』の引用文を紹介し、合わせて私の感想を簡単に書いていきます。

どうにもならないことは悩まない

「仕方がない」

のである。

地震は嫌だといっても、天変地異が起こるのも仕方がない、いくら長生きしたいといっても、寿命がやってくるのは仕方がない。

仕方がないことを思い悩み過ぎると、そちらのほうが体によくない気がするので、

「万事、神様のいう通り」

と考える。神様というと宗教っぽくなるので、

「お天道様のいう通り」

といったほうがいいかもしれない。

太陽神信仰もあるけれど、キョウコはただ、

「太陽が照らしてくれてありがたい」

という気持ちのみである。

 

『働かないの: れんげ荘物語』 P22〜23より

 

どうにもならないことを思い悩んでも仕方がない。

 

多くのメンタル系の本で言われている内容です。

 

が、こうした本を書く人は、精神科医やお金持ちなどです。

彼らは経済的にゆとりがある人たちです。

 

私のように、月11万円の質素な暮らしをしているわけじゃありません。

だから、こういう本を読むと、上から目線で言われているような気がします。

 

その点『働かないの: れんげ荘物語』は、月10万円で暮らしている人が発言しており、大変身近に感じられます。

 

私は会社を辞めて収入が不安定なので、毎日不安です。

けど、不安に思っても前に進めません。

 

『働かないの: れんげ荘物語』の上の引用文を読んで、少しラクになれました。

生き甲斐とは人の役に立てること

「いったい、何?」

と自問自答した。

目の前にあるのは見慣れた天井のシミだ。

働いているわけでもなく、誰に何をしろといわれるわけでもなく、たったひとつの決め事の、ひと月十万円の生活費を守れば、何の問題も起こらない。

あれこれ考えてみても、結論が出ない。

「そもそもこのような状況で、優先しなくちゃならないことが何かを、考える意味がないのではないか」

逃げのように思えたが、そんな考えも浮かんできた。

(中略)

「でもただ生きていればいいの?人の役に立つとか、人に喜んでもらえるとか、そういうところを、人は生きていく糧にできるのではないか

 

『働かないの: れんげ荘物語』 P130より

 

生き甲斐とは、人の役に立てることである。

 

私はセミリタイア生活を始めて、昼間はブログを書き、夜は家庭教師のアルバイトをやっています。

 

正直言うと、ブログは人の役に立てている実感が持てず、面白くありません。

 

新規ドメインでやっており、まだ立ち上げて1年も経っていないので、アクセス数が少ないです。

読者の反響もなく、ただ記事を書いているだけです。

 

それでも、ブログの収入を国民年金と国民年金基金に全額投入したいので、頑張って書いてはいます。

 

それに対して、家庭教師のアルバイトは最高ですね。

 

私は運良く、「この人に尽くしたい!」と思える保護者に囲まれています。

 

こういう保護者の方には、格安でやってあげ、熱を入れて指導をし、ときどき無料で延長してたりします。

保護者の方から感謝の言葉をたくさん頂きました。

 

家庭教師のアルバイトをやっていると、本当に生きている実感が湧きます。

 

収入は大したことありませんが、ブログで稼げるようになっても、家庭教師のアルバイトは続けて行きたいですね。

 

上の『働かないの: れんげ荘物語』の引用文で、生き甲斐とは、人の役に立てることであると書かれていますが、これは本当だと思います。

 

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自分で枠を作って精神的な余裕を無くさないこと

そうすると不思議なことに、自分のふがいなさについて考えないようになった。

まだできるのにその手前でやめておくと、がんばったのに結果はこれ?と自己嫌悪に陥らなくなったのだ。

気持ちのゆとりなのかもしれない。

会社をやめて無職にはなったけれど、時間と精神的な余裕は得た。

なのに自分で自分に枠を作り、精神的な余裕を無くしてしまいかけていたのだ。

他人はどう思うかわからないが、自分はとても恵まれている。

まず健康だし周囲の人だっていい人ばかりだし、嫌なことってあるのかしら。

キョウコは自問自答した。考えてみたらなかった。

普通に暮らしていれば、嫌なことなどひとつもない。

なのに自分が、母親との関係を思い出したり、他人と比較したりして、気になる問題を作り出していたにすぎない。

ややこしい問題を考えると頭が痛くなるくせに、勝手に自分でややこしい問題を頭の中で作り上げる。

 

『働かないの: れんげ荘物語』 P161より

 

勝手に自分で枠を作って、精神的な余裕を無くさないこと。

 

まさに、私のために用意された言葉だと感じました。

 

私は先のことを考えて不安になり、焦る性格です。

「何となく不安病」にかかっているのです。

 

ブログでもっと稼がなきゃ。

グーグルのペナルティをくらったらどうしよう。

家庭教師の集客をもっとやらなくちゃ。

毎月11万円の生活で、この先やっていけるのか不安。

など。

 

私は会社勤めをしていたとき、副業で商売をやって成功し、人並みの貯金を手に入れました。

もう老後の資金はできているのです。

 

あとは、貯金を減らさないように気をつけて暮らせばよいだけです。

 

普通の人と比べると、私は非常に恵まれた状況にあると思います。

 

ですが「何となく不安病」のせいで、勝手に自分で枠を作って、精神的な余裕を無くしてしまいます。

 

上の『働かないの: れんげ荘物語』を読んで、この事実に気づくことができました。

 

気づけば脳が勝手に修正してくれます。

短所は気づくことが一番重要です。

 

「何となく不安病」にかかった状況を気づけたことで、良い方向に向かっていくことを願います。

 

以上、『働かないの れんげ荘物語』(群ようこ 著)(角川春樹事務所)の感想でした。

 

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