『定年後のリアル』(勢古浩爾 著)(草思社文庫)の感想です。

 

『定年後のリアル』のあらすじ

『定年後のリアル』とは、作家の勢古浩爾氏が、自身の定年後の生活を元に書かれた本です。

 

『定年後のリアル』は、定年後の不安を和らげてくれる本です。

 

マスメディアは、定年後に「平均6,000万円の貯金が必要」だとか「孤独死にご用心」など不安を煽っています。

 

しかし勢古浩爾氏によると、マスメディアが煽る「不安」は気にしなくてよいそうです。

 

平均貯蓄額を比較して不安に感じる人が多いが、「平均」は自分の生き方とはあまり関係のない情報であり、気にしすぎる意味はありません。

 

また、死ぬまでの「生活資金」も、なくてもよいそうです。

 

実体のない「20年先」の不安に振り回される必要はないと、勢古浩爾氏は説かれています。

 

人は死ぬのが当たり前、年を取ったら衰えるのが当たり前で、そうした事実を正面から受け入れて、初めて本当の人生に出会えます。

 

一日一日から得られる人生の喜びを享受して生きていくのが、定年後の理想的な生き方なのです。

 

定年後の生活に不安を感じている方は、『定年後のリアル』は必読です。

 

以上、『定年後のリアル』のあらすじでした。

 

つぎに、私が『定年後のリアル』を読んで、とくに刺さった内容を3つほど紹介します。

 

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『定年後のリアル』で刺さった3つの内容

私が『定年後のリアル』を読んで、とくに刺さった内容は、以下の3つです。

<『定年後のリアル』で刺さった内容>

・自分の人生は自分で考えるしかない

・夢や希望が実現しても幸せにはなれない

・先のことを考えて不安になるのは無意味

 

以下、『定年後のリアル』の引用文を紹介し、合わせて私の感想を簡単に書いていきます。

自分の人生は自分で考えるしかない

というのも、この先わたしたちはどうすればいいのだ、なにか教えてくれ、というように具体的な方策を他人や本に求める根性がすでにだめである、と私は考えているからである。

求めさえすれば、自分の現実を変える「方法」や「答え」をおまえは示すべきだ、という根性じたいがだめなのである。

そんな魔法のような「方法」や「答え」など、どこにもないし、だれも知らないのである。

有名人や学者や金持ちや偉い人や成功者に訊いても無駄である。

私は読者に喧嘩を売っているのではない。

だれかに自分の人生の「答え」を求めるようなことは、いい加減やめましょう、といいたいだけである。

あなたのほうが彼ら(有名人や学者など)より、生活者としてはよほどまとも、ということはあるのである。

どこまで行っても、あなたの老後であり、あなたの人生である。

自分で考えるしかないのである。

 

『定年後のリアル』 P6より

 

あなたの人生は自分で考えるしかない。

 

有名人や学者や金持ちや偉い人や成功者に訊いても無駄である。

 

私は、人生をよくするために本を1日1冊読んでいます。

生き方のヒントを探しているのです。

 

著者が紹介しているのは自分なりの生き方であり、あなたにフィットしたものではありません。

著者の生き方をマネだけしても、効果はあまりないでしょう。

 

大事なのは、本の内容を実践して、自分なりのやり方を編み出すことです。

これが、自分で考えるということだと思います。

 

自分なりのやり方を編み出すのは、容易なことではありません。

多くの著書を読み、たくさん実践しなくてはいけません。

 

気長にやっていきましょう。

夢や希望が実現しても幸せにはなれない

定年退職でやっと自由になれる、と思う。

が、何事もそうだが、そう思っているうちが華である。

夢や希望が実現しなかったときには失望感がやってくるが、すぐ薄れて慣れてしまうのだ。

だってそのとたんに、夢も希望もなくなるんだからね。

それに人間にはうれしいことも、楽しいことも、そんなにあるわけがないのである。

夢や希望は実現したい。しかし実現されてはならない。

もし実現したら、また新たな夢や希望を必要とする。

 

『定年後のリアル』 P35より

 

これ、よく分かります。

 

私は給料の安いブラックでの会社生活に絶望して、副業で商売を始めてそれなりに成功し、人並みの貯金を手に入れました。

 

それまでは貯金が手に入れば人生安泰と思っていましたが、いざ実現すると「ああ、こんなものか」という感じでした。

 

そして、もっとお金が欲しくなりました。

 

夢や希望が実現しても、一時的に高揚感を得られるだけで、人生ハッピーにはなりません。

 

著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』にも、同じようなことが書かれています。

人間は、夢や希望が実現しても、その刺激に慣れ、さらに大きな刺激を求めるそうです。

 

だから、適度なところで満足するべきだと、勢古浩爾氏は言いたいのでしょう。

 

足るを知る。

著書『減速して生きる: ダウンシフターズ』の名言です。

 

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先のことを考えて不安になるのは無意味

金は産むことができない。

減る一方である、だから困る、などといってもしかたないのである。

そんな理由がわかっても、何の意味もないのである。

こんなこといっても、「だから、どうすんのよ?」といわれて終わりであろう。

(中略)

結局、そんな先のことを考えて不安になってもしょうがない。

なんとかなるんじゃないの?というところに落ち着くしかないか。

まあ、なんともならないんだが、考えてもどうしようもないことは考えないことにするのだ。

明日悩めばいいことを、今日悩んでもしようがないのである。

今日悩んでも、今日という日を台無しにするだけで、なんの益もないのである。

 

『定年後のリアル』 P198〜199より

 

先のことを不安に感じるのは無意味である。

 

精神科医で作家の樺沢紫苑先生も、著書『「苦しい」が「楽しい」に変わる本』で仰っています。

 

樺沢紫苑先生は、先のことを考えてはいけないとまで言い切っています。

 

それだけ、先のことを不安に感じるのは無意味なのです。

 

問題は起こってから考えればよいのです。

今を生きましょう。

 

以上、『定年後のリアル』(勢古浩爾 著)(草思社文庫)の感想でした。

 

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