『凶悪 ある死刑囚の告発』(新潮社)の感想です。

 

『凶悪 ある死刑囚の告発』とは

『凶悪 ある死刑囚の告発』とは、新潮社の編集部が死刑囚の供述をまとめた本です。

 

この死刑囚の供述により、未解決事件が解決しニュースになりました。

 

『凶悪 ある死刑囚の告発』に書かれている内容は、実話です。

 

死刑囚や、“先生”と呼ばれる凶悪犯の実名と顔写真がバッチリ明かされています。

 

以下、私が『凶悪 ある死刑囚の告発』を読んで、とくに刺さった内容を3つほど紹介します。

 

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『凶悪 ある死刑囚の告発』で刺さった3つの内容

私が『凶悪 ある死刑囚の告発』を読んで、とくに刺さった内容は、以下の3つです。

<『凶悪 ある死刑囚の告発』で刺さった内容>

・凶悪犯も”生”に執着する身勝手さ

・「宅下げ」「差し入れ」「舎下げ」—拘置所で使われる用語

・警察は当てにならない一事例

 

それぞれについて、『凶悪 ある死刑囚の告発』の引用文を紹介し、合わせて私の感想を簡単に書いていきます。

凶悪犯も”生”に執着する身勝手さ

なるほど、と私は心のなかで思わずうなった。

犯罪者の心理、心の奥ひだを垣間見た思いがした。

茨城と東京の間にある百数十キロもの距離。高いコンクリートの塀。厚い鉄の扉。

そうした様々なものに遮断されながらも、”先生”と後藤は互いの心情をさぐりあい、ギリギリの心理戦を展開していたようである。

最高裁に上告した以上、後藤は”生”に執着している。

凶悪な余罪殺人事件をさらに公にして、死刑を決定的にするような自暴自棄なマネはしないはずだ。

だから、最後の審判がくだるその日までは、なにをしてやらなくても、とりあえずは安全だ—。

“先生”はそう考えたというのである。

この解説には説得力があった。

 

『凶悪 ある死刑囚の告発』 P67〜68より

 

上の『凶悪 ある死刑囚の告発』の内容ですが、著書『反省させると犯罪者になります』にも同じようなはなしが何度も出てきていました。

 

犯罪者は、自分本位な身勝手な人間です。

だから、人を殺めたり、人の大切なものを奪ったり平気でできるのです。

 

私は高校を中退していますが、この高校には犯罪者予備軍のようなカスが群生していました。

本当に犯罪者となって、新聞に載った人間もいます。

 

彼らを思い出すと、身勝手で本能のおもむくまま生きている野獣でしたね。

 

刑務所には、こういう底辺人間が群生しているのでしょう。

絶対に関わりたくないですね。

 

というか、普通に生きていれば関わることはないでしょうが。

「宅下げ」「差し入れ」「舎下げ」—拘置所で使われる用語

「宅下げ」というのは、拘置所にいる被告の私物を外に出して、関係者に引き取ってもらうことを指す。

手紙類や書類、雑誌などがたまると、房の中や被告用の荷物置き場がいっぱいになり、保管しきれなくなる。

そのため、定期的に荷物を外に出し、親族などに引き取ってもらうのだ。

(中略)

その反対に、拘置所の外から房内の被告宛に荷物や金品を入れることを、「差し入れ」という。

また荷物の保管場所で預かっている被告の私物を本人の希望により房の中に入れることを「舎下げ」と呼ぶ。

 

『凶悪 ある死刑囚の告発』 P71〜72より

 

「宅下げ」、「差し入れ」、「舎下げ」。

ムショの業界用語を3つ学びました。

 

こういう言葉をさりげなく使えると、言葉にすごみが増し説得力も増すので、覚えておいて損はないと思います。

 

基本は知的な感じで話すべきですが。

警察は当てにならない一事例

そう言うと、この親族は重要な話をはじめた。

「篤二さんのことを、うちの父が心配しましてね。

なにしろお兄さんが亡くなってから、家は放ったらかしの状態ですから。

それで、埼玉県警に相談に行き、家出人捜索願を出したんですよ。

でも、結局、見つからなかった。

というか、警察にも無理なんですよね。

父は、何回か話にいっていましたが、最後は警察でも、『申し訳ないんですが、失踪した倉浪さんが今、生活している場所で何かもめごとに巻き込まれるとか、事件のようなことが起こらないと、我々が彼のことを関知するのは実際には不可能なんですよ。それが現実なんです』と言われたんです。

 

『凶悪 ある死刑囚の告発』 P136〜137より

 

警察は当てにならない一事例を紹介しました。

 

ストーカーの場合、警察はあまり当てにならないそうです。

女性にとって、警察は強い味方ではないのかもしれません。

自衛するしかないのでしょう。

 

私は男女問題ごときで人生を棒に振りたくないので、ストーカーなんて絶対にしません。

しかし、一人の女性に病的に執着するいかれた男がこの世に存在するのも事実です。

 

こういう男に人生を破壊されては、たまったものじゃないですよね。

世知辛い世の中です。

 

以上、『凶悪 ある死刑囚の告発』(新潮社)の感想でした。

 

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