『日本人の誇り』(藤原正彦 著)(文藝春秋)の感想です。

 

『日本人の誇り』とは。要約・あらすじ

『日本人の誇り』とは、お茶の水女子大学名誉教授の藤原正彦先生が書かれた本です。

 

『日本人の誇り』の要約を以下に書きますが、やや過激な内容になります。

右よりな内容が嫌いな方は、読み飛ばしてください。

 

かつての日本人は、自身を「幸せ」と感じていたそうです。

 

しかし戦後、「罪意識扶植計画」という言論統制をアメリカが広めたため、「貧しいが幸せそうだ」とおかしな思考に変化しました。

 

とくに、東京裁判は勝利国の復讐劇で、日本人類史の汚点である裁判だそうです。

この裁判では、南京大虐殺の真実が歪められ日本が悪者扱いされました。

 

日中戦争では、漢と満州との内紛に乗じてソ連軍が中国に侵略しようとし、日本軍が侵略阻止に乗り出したのが事の始まりでした。

 

昭和天皇は戦争に反対でしたが、日本軍はやる気満々だったそうです。

結果として日本軍は中国に侵略しました。

 

この「侵略」という行為は、現在の尺度で判断しての言葉です。

当時の日本の帝国主義・植民地主義を鑑みると、「侵略」まではいかないそうです。

 

ロシアなど西側諸国の「侵略」は、弱いものから取り上げる「略奪行為」でした。

反面、日本は西側諸国の白人の無法行為を許すまいと、中国を支配下に置いて守ったと言えるそうです。

 

日本は、ロシアなど西側諸国の白人の無法行為を許すまいと立ち上がったみたいです。

 

列国である西側諸国に果敢に立ち向かった日本を、逆に誇りに思うべきだと藤原正彦先生は主張されます。

 

日本が戦争に走った理由として、アメリカが日本の資源調達ルートを断ち切ったことが原因だそうです。

これは、マッカーサーも認めています。

 

アメリカに原爆を投下され、日本は敗戦国になりました。

そして、今も実質アメリカの支配下に置かれている状況です。

 

成果主義のように、欧米式のやり方が日本を浸食し閉塞感が漂っています。

 

藤原正彦先生は、かつての日本人にあった「和をもって尊し」の精神の復活を主張されています。

この精神の復活こそが、日本人の誇りを取り戻すのに重要なのだそうです。

 

以上、『日本人の誇り』の要約でした。

 

次に、私が『日本人の誇り』を読んで、とくに刺さった内容を3つほど紹介します。

 

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『日本人の誇り』で刺さった3つの内容

私が『日本人の誇り』を読んで、とくに刺さった内容は、以下の3つです。

<『日本人の誇り』で刺さった内容>

・官僚(キャリア)には好待遇を

・江戸時代は現在より治安がものすごく良かった

・一生懸命勉強することに意味を見いだせなくなった子供たち

 

それぞれについて、『日本人の誇り』の引用文を紹介し、合わせて私の感想も書いていきます。

官僚(キャリア)には好待遇を

門地貧富を問わず選抜されたトップエリートたる官僚の知識、経験、見識を利用しなくてよいほど我が国に人材の余裕はありません。

優秀者にありがちな傲慢狡猾や、出世志向に根差した省益優先などに十分な注意を払いながら、官僚を知恵袋として使わなくてはならないのです。

これまでの政党に飽き足らない人々がどんな政界再編をしてみても、議員の質の全般的向上にはつながりません。

どう区分けしても濁った水は濁ったままで、質のよい議員の数は少数のままで増えも減りもしない。

官僚とは叩くものではなく、逆に高給を与え、エリートとしての矜持を持たせ、国民国家のために命がけで献身してもらうものなのです。

 

『日本人の誇り』 P17より

 

官僚には好待遇を。

 

たしかに、彼らの待遇は働きに見合ったものではないそうです。

 

官僚は、東大法学部などを卒業して、超難関の国家公務員総合職試験を上位でクリアしたエリートです。

 

民間企業に就職した同期は、30代で年収1,000万円を超える収入を得ていることでしょう。

三菱商事などの5大商社なら、ボーナスが500万円にもなるそうです。

 

それに対して官僚は、ショボい給料しかもらっていません。

それなのに、過労死寸前の激務を日々こなしています。

 

天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある』の著者の山口真由氏は、東大法学部を首席で卒業して、財務省に入省されたスーパーエリートです。

 

現在は財務省を辞めて、弁護士として活躍されています。

 

山口真由氏によると、財務省では300時間残業をやって一人前なのだそうです。

過労死ラインを余裕で超えていますね。

 

霞が関にいる官僚らは、日本のためにこういう激務を日々こなしています。

 

仕事の割に給料が少ないことが嫌で、官僚になりたがらない東大生が増えているそうです。

東大は、官僚育成機関としての側面を持ちます。

その東大生が官僚にならなかったら、官僚のレベルが落ち、ひいては国力の低下に繋がると思われます。

 

だから藤原正彦先生は、官僚に好待遇を与え、魅力ある仕事にするべきだと主張されています。

 

最近財務省は、事務次官のセクハラ問題などで揺れていますが、そういう部分を叩くのではなく、官僚が安い給料でこき使われている状況を改善するよう動くべきでしょう。

江戸時代は現在より治安がものすごく良かった

江戸時代の頃、江戸には百万人を超える人々が住んでいましたが、与力、同心、目明かしなど警察官の数は数百人程度だったと言われます。

それで治安がよく保たれたのです。

そもそもこの時代、鍵などというものはお城の門の立派錠以外では金持ちの土蔵で使われるだけで、庶民が手にすることのないものでした。

こんな話を読んだことがあります。

幕末に日本を訪れたあるイギリス人が、お世話になる宿の主人に「これはとても大事なものだから安全な所にしまっておいてくれ」と言って大金の入った包みを渡しました。

主人はそれをうやうやしく手に取ると、そのまま部屋の戸棚に入れて戸を閉めたのです。

このイギリス人は鍵のない戸棚にしまわれたことをずっと不安に思っていたのですが、二週間の滞在の後に中身を確かめると何一つなくなっていないのでたまげたのでした。

彼の知るヨーロッパでもアジアでもあり得ないことだからです。

 

『日本人の誇り』 P19〜20より

 

江戸時代は、現在よりも治安がずっと良かったそうです。

 

現在の日本も、諸外国と比較すると治安が非常に良いと言われています。

女性が夜に出歩けるというのは、諸外国の方々にとって驚きらしいです。

 

夜道を歩く女性を襲ったなどのニュースが流れますが。滅多に起きない事件だから報道されるのでしょう。

 

日本は現在も、治安の良い国だと言えます。

 

そしてそれ以上に、江戸時代は治安が良かったそうです。

 

この事実に、私は大変驚きました。

 

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一生懸命勉強することに意味を見いだせなくなった子供たち

先ほど「世界一勉強しない子供達」と言いましたが、これ一つ直すのも至難です。

原因が錯綜しているからです。

「親や先生が子供に甘くなった」「豊かな社会が人々の考え方を変化させた、一種の文明病だ」まではよいとしても、その具体的原因となるともうジャングルです。

(中略)

「一生懸命勉強していい高校、いい大学へと進んでも、その先にはまた厳しい競争社会が待っていて、安定した収入、ましてや幸福が保証される訳でもない。勉強なんてバカラシー、と考えるようになった」

「あくせく努力して立身出世し国家や社会につくすより、穏やかな心で自分の好きなことをして一生を過ごしたいと考えるようになった」

 

『日本人の誇り』 P22〜23より

 

だってしょうがないじゃん、事実なんだし。

 

上の『日本人の誇り』を読んで、私はいまの子供たちの意見に同意です。

 

私も北大大学院を出て、東証一部上場のIT企業に就職しましたが、全く幸せになれませんでした。

 

この会社は、年功序列制度と終身雇用制度が崩壊しており、年次昇給300円、40代でも年収400万円以下でした。

 

課長など管理職のポストに就けるのはごく一握りで、ほとんどが平社員で終わりでした。

 

普通は30代にもなれば主任や係長などの役職が与えられるものですが、この会社はそれすらありませんでした。

 

というか、給与規則を見る感じ、晴れて課長になれても年収600万円もなかったです。

 

この会社に人生を託せないと判断した私の同期らは、みんな辞めていきました。

残った社員は、仕事を適当にやって会社に寄生してダラダラ生きていました。

 

こんな感じで、一生懸命勉強して良い大学に行き、世間で良いとされる会社に入っても、私は幸せにはなれませんでした。

 

ネットを見ると、大手企業で働いているブロガーも、どうやら同じ思いをしているみたいです。

 

ではどうすればよいか?

 

副業をしましょう。

安易に会社を辞めるのは勿体ないので、会社に寄生しながら副業をして収入を増やすのです。

 

お金が増えれば将来が明るくなります。

 

副業としてオススメなのが、ブログ・アフィリエイトです。

あなたも是非やってみましょう。

 

なお、職場環境がブラックなら、転職してください。

今は景気が良く、転職市場が売り手市場なので、転職は難しくないはずです。

 

マイナビ転職はホワイト企業揃いだそうなので、登録だけでもしたらいかがでしょうか?

 

マイナビ転職のリンクを貼っておきます。

 



参考までに。

 

以上、『日本人の誇り』(藤原正彦 著)(文藝春秋)の感想でした。

 

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