『あの会社はこうして潰れた』(藤森徹)(日本経済新聞出版社)の感想です。

 

『あの会社はこうして潰れた』とは

『あの会社はこうして潰れた』とは、帝国データバンク東京支社情報部長である藤森徹氏が書かれた本です。

 

帝国データバンクは、企業情報を日本で最も多く扱っている会社です。

その中にある情報部は、企業の倒産を扱う部署です。

 

『あの会社はこうして潰れた』では、帝国データバンクで収集された倒産事例の中から、現役の経営者に使える情報のみを厳選して紹介されています。

 

以下、私が『あの会社はこうして潰れた』を読んで、とくに学びが大きかった内容を3つほど紹介していきます。

 

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『あの会社はこうして潰れた』で学んだ3つの内容

私が『あの会社はこうして潰れた』を読んで、とくに学びが大きかった内容は、以下の3つです。

<『あの会社はこうして潰れた』で学んだ内容>

・定番商品を備え話題の商品で稼ぐべし

・「パクリ屋」といわれる詐欺集団の手口

・すべて他人任せにした会社の末路

 

それぞれについて、『あの会社はこうして潰れた』の引用文を紹介し、私の感想を簡単に書いていきます。

定番商品を備え話題の商品で稼ぐべし

事業の安定性を考えると、話題のブランドがいずれ消えたとしても企業としてやっていける体力が備わっていることが重要だ。

定番商品がきちんと売れており、そのうえで話題のブランドが寄与している。

あるいは話題のブランドを複数そろえている状態が望ましい。

その点において、リゴレのばあいは「ricori」ブランドしかなかったことが致命傷となった。

確かにAKB48のMの人気は絶大で揺るぎないものだったかもしれない。

ただ、いつも同じモデル、同じテイストのファッションとなると、消費者はいつまでそのブランドにときめくことができるだとうか。

企業経営という観点からみれば、タレントの知名度だけが強みの単独ブランドに依存するビジネスモデルは、いかにも危うかった。

 

『あの会社はこうして潰れた』 P98より

 

事業を安定して運営するためには、定番商品で手堅く稼いだ上で、話題の商品で大きく稼ぐことが重要です。

 

意味ががやや異なりますが、ベーシックインカムを持て!ということでしょう。

 

個人レベルで言うと、ブロガーやアフィリエイターは、それのみに依存してはいけないと思います。

グーグル大先生のさじ加減一つで、収入が激減する可能性があるからです。

 

私もブログに依存はしたくないので、家庭教師のアルバイトをやっています。

 

サラリーマンの方は、ブログで少々稼げた程度で会社を辞めるのは危険です。

悔しいですが、給料は最強の安定収入ですから。

 

今の会社がクソなら転職してください。

現在は転職市場が売り手市場なので、容易に転職できます。

マイナビ転職はホワイト企業揃いだそうなので、登録だけでもしたらいかがでしょうか?

 

マイナビ転職のリンクを貼っておきます。

 



参考までに。

「パクリ屋」といわれる詐欺集団の手口

通称「パクリ屋」といわれる詐欺集団が、言葉巧みに取引を持ちかけ、数百万円、数千万円単位で商品をだまし取る。

大がかりなケースだとその被害総額は十数億円にも膨らむことも。

現在でも全国で10を超えるパクリ屋が暗躍しているとみられる。

(中略)

狙われる商品は日持ちのする冷凍食品、食肉、水産品のほか、パソコン、ブランド品、急速に需要が高まった発光ダイオード(LED)関連商品など。

共通するのは換金性が高い点だ。

お歳暮の時期には贈答品に利用される食品や値崩れしにくい有名ブランドのノートパソコンが狙われやすくなる。

(中略)

商談を設定してターゲットに接触できたら、次のステップは信頼の獲得だ。

(中略)

取引開始に成功すると、最初は現金で、少額の商談を数カ月前続ける。

ある程度の信頼を得たころに、大口商談を持ちかけ、一気に巨額の商品を取り込み、代金を支払わないまま逃げてしまうのだ。

 

『あの会社はこうして潰れた』 P172〜174より

 

パソコンなど実物を扱う会社の場合、「パクリ屋」に注意しなくてはならないそうです。

 

私もかつて副業で物販業をやっていたことがあるので、人ごとではないと感じました。

 

あのとき「パクリ屋」に仕入れた商品を盗まれたら、破産していました。

まあ、「パクリ屋」は個人商店を狙わないでしょうが。

 

「パクリ屋」のように、裏社会で暗躍する犯罪者集団の存在を『あの会社はこうして潰れた』で知れたのが面白かったです。

 

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すべて他人任せにした会社の末路

急成長する会社の立場から見た教訓は何か。

長崎出版の陳述書のなかで引っ掛かったのは、コンサルに対し「当社の財務の全てを任せてしまった」、あるいは、立て直しを図ろうとしたタイミングで「当社の経営の全てを任せてしまった」といったフレーズである。

上場企業のような大企業は別としても、代表取締役が財務の全てを外部の人間に任せてしまうところに疑問を感じる。

 

『あの会社はこうして潰れた』 P199より

 

すべて他人任せにすると、大変なことになります。

 

長崎出版は『こびとづかん』で有名になった、それなりに大きい会社でした。

しかし、経営の全てをコンサルタントに任せたのが原因で、潰れてしまいました。

 

この倒産事例から学べることは、他人を信用してはならないということです。

 

私も商売人の端くれですが、出来ることは自分でやっています。

物販業をやっていたときは売上が大きかったので税理士を雇いましたが、他は全て自分でやっていました。

 

他人を信用してはダメだと思います。

何でも自分でやる、この姿勢が細く長く続けるコツなのではないでしょうか。

 

以上、『あの会社はこうして潰れた』(藤森徹)(日本経済新聞出版社)の感想でした。

 

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