『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』(楠木新 著)(中央公論新社)の感想です。

 

『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』とは

定年後の人生を主体的に生きよう。

 

日本人の平均寿命は年々伸び続けており、定年後に多くの時間が生まれています。

後述するように、60歳からの人生における自由時間は8万時間もあります。

 

その時間をいかに有意義に生きられるのかで、定年後の人生が決まります。

 

会社を辞めたら、これまで築き上げてきたキャリアが消滅します。

定年後に残るのは、趣味や地域の活動で得た人間関係などです。

 

先ほど、定年後の人生を「主体的」に生きると書きましたが、会社勤めをしていると、どうしても受け身の姿勢になってしまいます。

 

自分で動かなくても仕事は発生します。

また、日本では周囲の和を大切にする会社が多く、周りに流されて「空気を読む」習慣を持つようになります。

 

このように、会社勤めをしていると、知らぬ間に受け身の姿勢になってしまいます。

 

しかし、定年後はそれではやっていくのが難しいでしょう。

 

『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』では、著者の楠木新氏が「黄金の15年」(60歳〜75歳)と呼ぶ時間を充実したものにするために、50歳からやるべきことが書かれています。

 

定年は誰にでも訪れるものです。

私は30代半ばでセミリタイアをして、時間を持て余しています。

 

だから、『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』は大変勉強になりました。

 

以上が『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』のあらすじです。

 

次に、私が『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』を読んで、とくに刺さった内容を紹介します。

 

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『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』で刺さった内容

私が『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』を読んで、とくに刺さった内容は、以下の3つです。

<『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』で刺さった内容>

・人生は後半戦が勝負!60歳からの人生の自由時間は8万時間

・定年後にイキイキした生活を送っている人の共通項

・定年まで会社勤めをすると恐ろしい思考になる

 

それぞれについて、『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』の引用文を紹介していきます。

人生は後半戦が勝負!60歳からの人生の自由時間は8万時間

60歳からの人生における自由時間は8万時間もある。

これは20歳から働いて60歳まで40年間勤めた総実労働時間よりも多いのである。

定年後の持ち時間は決して少なくない。

また多くの会社員や定年退職者の話を聞いていて感じるのは、「終わりよければすべてよし」ということだ。

若い時に華々しく活躍する人も多い。

それはそれで素晴らしい。

ただ悲しいことに、人は若いときの喜びをいつまでも貯金しておくことはできない。

大会社の役員であっても、会社を辞めれば”ただの人”である。

一方で、若い時には注目されず、中高年になっても不遇な会社人生を送った人でも、定年後が輝けば過去の人生の色彩は一変する。

そういう意味では、「人生は後半戦が勝負」なのである。

もちろん他人との比較の意味での勝負ではなくて、せっかく生まれてきた自らの人生を活かすかどうかの勝負である。

 

『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』 P10〜11より

 

60歳からの人生の自由時間は8万時間。

これは、20歳から60歳まで40年勤めた総実労働時間よりも多い。

 

定年後は時間がたっぷりあるのです。

 

ここで、健康な生活ができる「黄金の15年」(60歳〜75歳)をいかに有意義に過ごせるかで、定年後の人生の価値が決まります。

 

定年退職をしたら、あとは余生を過ごすのではなく、自分が本当にやりたいことにチャレンジするべきです。

 

自分が本当にやりたいことに邁進するためにも、50代からそれを探しましょう。

 

私も、自分が本当にやりたいことが何かが分かっていません。

 

私の場合、30代半ばセミリタイアをしてしまったので、75歳まで40年以上もあります。

「黄金の40年」という感じでしょうか。

 

この40年間をどのように過ごすべきか、これから模索していきます。

 

現在私は、ブログと家庭教師のアルバイトをやっています。

 

ブログはまだ芽が出ていないので、あまり面白みを感じられていません。

 

しかし、家庭教師のアルバイトはかなり楽しいです。

ブログの収入は当てにならなそうなので、家庭教師のアルバイトの収入で暮らせたら最高ですね。

定年後にイキイキした生活を送っている人の共通項

60代半ばの先輩と話していて、その人が参加する同期会の話題になった。

(中略)

彼は率直に、「イキイキした生活を送っている人の割合はどのくらいですか?」と聞いてみると、少し考えて「全体の1割5分くらいじゃないか」と答えてくれた。

(中略)

彼に、元気な1割5分の人たちは何をしているのかと聞いてみると、在職中に転身して大学で教えている人、出向先から若い人の面倒を見る組織の理事に就任している人、学生時代に取り組んだ楽器の演奏を再び始めた人などだという。

起業して現在は一段落ついた彼もその一人だろう。

彼の話から元気な人の共通項を探ってみると、教育関係に取り組んでいる、若い人に何か役立つことを持っている、若い頃の自分をもう一度呼び戻している、などを挙げることができそうだ。

また会社の仕事だけではなくて、それ以外の何かに取り組んでいる人という条件も重要ではないかと感じた次第である。

 

『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』 P60〜62より

 

定年後にイキイキとした生活を送っている人の共通項は、

・教育関係に取り組んでいる

・若い人に何か役立つことを持っている

・若い頃の自分をもう一度呼び戻している

などです。

 

私は会社を辞めてから、家庭教師のアルバイトをやっていますが、非常にやりがいを感じています。

これからの日本の将来を担う若者を育てていると、実感できますので。

 

教育関係の仕事は、人をイキイキとさせる力があるのでしょう。

 

家庭教師のアルバイトをライフワークとしてやれたら、イキイキとした人生を送れるのでしょう。

 

セミリタイアしたあとの過ごし方を模索する上で、上の『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』の引用文は大変参考になりました。

 

ちなみに「若い頃の自分をもう一度呼び戻している」って、具体的に何でしょうね。

弘兼憲史氏の漫画「黄昏流星群」のようなことでしょうか。

 

「黄昏流星群」は、シニアの方に大変人気があるマンガです。

多くの方が、あのようなロマンスに憧れている証でしょう。

 

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定年まで会社勤めをすると恐ろしい思考になる

大学を留年していた年に、「ずっと遊ぶのは難しい」と言って就職先を決めた40年近く前の学生時代を思い出した。

隣に座っていた同級生は、「悠々自適ができると思われる3人ですらそういう発言をするのだから、会社とはいかに天国であったかがよく分かる」とまぜっ返した。

(中略)

とにかく会社に行けば人に会える。

昼食を一緒に食べながらいろいろな情報交換ができる。

若い人とも話ができる。

出張は小旅行、接待は遊び。

歓迎会、送別会でみんなと語り合える。

遊び仲間、飲み友達もできる。

時には会社のお金でゴルフもできる。

規則正しい生活になる。

上司が叱ってくれる。

暇にならないように仕事を与えてくれる。

おまけに給料やボーナスまでもらえる。

スーツを着ればシャキッとする。

会社は家以外の居場所になる。

などなど挙げていけばいくらでも出てきた。

もちろん冗談で言い合っていたのだが、本質を突いているところもある。

 

『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』 P78〜79より

 

私は上の『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』の引用文を読んで、

定年まで働くと、頭の先からつま先まで「社畜化」するのだと感じました。

 

会社が天国だなんて、信じられません。

 

私は北大大学院を卒業後、東証一部上場のIT企業で7年間働きましたが、会社は「暴力を受ける場所」だと思っています。

会社は人生の墓場、一刻も早く脱出するべき場所です。

 

しかし定年まで勤めると、会社に洗脳されて、あの悪魔の巣窟のような場所を「天国」だと錯覚してしまうみたいです。

 

長く会社にいてしまうと、会社への依存体質が死ぬまで抜けないのでしょう。

 

だから、30代〜40代の方は、今からでも遅くないので倹約生活をしましょう。

金を貯めてアーリーリタイアをするのです。

 

倹約生活をする上で非常に参考になる著書を2冊紹介します。

・『となりの億万長者

・『ふつうの億万長者

 

会社に染まるのは、人生において害でしかありません。

できる限り早く脱出して、その後の人生を有意義なものにしましょう。

 

以上、『定年後: 50歳からの生き方、終わり方』(楠木新 著)(中央公論新社)の感想でした。

 

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