『腸!いい話 病気にならない腸の鍛え方』(伊藤裕 著)(朝日新書)の書評です。

 

『腸!いい話』で学んだ3つの内容

私が『腸!いい話』を読んで学んだ内容を、3つに厳選して紹介します。

<『腸!いい話』で学んだ3つの内容>

・「生食」はダイエット法として応用されている

・メタボリックシンドロームが起こるメカニズム

・宿便は病気の元。食物繊維を摂ろう

 

それぞれについて、説明していきます。

 

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「生食」はダイエット法として応用されている

「生もの」を食べることはO157のような食中毒になる菌を取り入れる可能性があるので大変キケンですが、それだけでなく、同じだけ食べても「生」で食べると、消化吸収されにくくなるという事実もあります。

同じだけのカロリー価のものでも、生で食べるのと料理したものを食べるのとでは、「生食」した方が体重が増えにくいという結果も報告されています。

生ものを食べ続けて、我々人間はどれだけ生き続けられるのかよくわかっていませんが、記録上は数週間が限界という話もあります。

炭水化物である小麦は細かく挽けば挽くほど、タンパクを豊富に含む肉は叩いて軟らかくするほど吸収がよくなります。

「生食」は吸収されにくいという事実は、逆に現在、ダイエット法として応用され、しっかりした結果が出ています。

 

『腸!いい話』 P35より

 

炭水化物も脂質もタンパク質も、胃で分解され腸で吸収されて、始めて栄養源となります。

 

糖質制限ダイエットというダイエット方法があります。

 

これは、炭水化物の摂取を極力控えるダイエット方法です。

 

白米・麺類・パン・お菓子などには、炭水化物が多分に含まれています。

これら炭水化物が体内でブドウ糖に分解され、肥満の原因となります。

参考)『腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」

 

脂質やタンパク質、つまり肉やチーズをたくさん食べても太りません。

これらは、ブドウ糖をあまり含まず、インスリンが分泌されにくいからです。

コレステロールは太る原因ではないのです。

参考)『主食をやめると健康になる

 

痩せるために控えるべきものは、炭水化物です。

あとは、いくら食べても簡単には太らないともいえます。

 

といっても、コレステロールの摂りすぎると、脂肪細胞が肥大化して中性脂肪(腹のぜい肉など)になります。

なので、過剰摂取は御法度です。

 

そして、よりダイエット効果が高いのが、野菜の「生食」らしいです。

生食すると、体内に吸収されにくいからです。

 

太る原因は、食べたものが消化吸収されることから始まります。

消化吸収されなければ、いくら食べても太りません。

野菜の生食は、吸収が抑えられるので太りにくい、そういう論理です。

 

しかも、野菜の生食はビタミンCなどのビタミン源をたくさん摂取でき、身体によいです。

私も毎日サラダを食べています。

 

ダイエットをがっちりやりたい方は、糖質制限ダイエットと合わせて、野菜の生食も合わせてやるとよいでしょう。

メタボリックシンドロームが起こるメカニズム

 

肥満がなぜメタボリックシンドロームを引き起こすのか。

それは、一言で言うと、肥満になると、大きくなった脂肪細胞の周りに白血球(マクロファージやリンパ球)が寄り集まってきて、そこで炎症が起こるからだと考えられています。

(中略)

それでは、なぜ肥満になると内臓脂肪で炎症が起こるのでしょうか。

実は、脂っこい物などの”体に悪い”ものをたくさん食べると、食べた物を腸は寄生虫やコレステロールと同じように、”見たこともない得たいの知れないもの”と勘違いしてしまうのです。

そうすると、腸管免疫が活性化されて、白血球が腸管に動員されてきます。

そうした炎症細胞がやってくる道筋に内臓脂肪があるので、内臓脂肪は炎症の「とばっちり」を受けてしまうのです。

その結果、内臓脂肪が悪玉化してしまいメタボのドミノ倒しが始まるのです。

 

『腸!いい話』 P74〜76より

 

白米・麺類・パン・お菓子などには、炭水化物(糖質)が大量に含まれています。

 

炭水化物は体内でブドウ糖に分解され、血糖値を上げます。

 

血糖値が高いままですと、動脈硬化などの原因となり危険ですので、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞からインスリンが分泌され、血糖値が下がります。

 

このとき、ブドウ糖が肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えられます。

肝臓や筋肉で貯蔵できるグリコーゲンの量は200グラム程度とごくわずかです。

余ったブドウ糖は、脂肪細胞に蓄えられます。

 

悪玉脂肪細胞のできあがりです。

 

上の図にあるとおり、悪玉脂肪細胞が肥満の原因となり、メタボリックシンドロームへと繋がっていきます。

 

悪玉脂肪細胞が白血球に攻撃されて炎症を起こし、高血圧・糖尿病・脂質異常症の原因となります。

 

太れば太るほど、インスリンが効きにくくなります。

これを、インスリン抵抗性といいます。

インスリン抵抗性が起こる原因は、悪玉脂肪細胞が白血球に攻撃されて炎症を起こすからなのです。

 

インスリン抵抗性が起こると、血糖値がなかなか下がらなくなります。

すると、膵臓からインスリンがさらに分泌されるようになります。

 

インスリンの分泌量には限りがあります。

膵臓が疲弊してインスリンが分泌されなくなれば、糖尿病になります。

いちど糖尿病になると、もう二度ともとには戻れません。

 

しかし境界型であるなら、まだ元に戻れます。

健康診断で境界型だと診断されたかたは、すぐに糖質制限ダイエットをしてください。

参考)『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい

 

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宿便は病気の元。食物繊維を摂ろう

便が腸のなかに長くたまってしまうと、悪玉の腸内細菌が増えてしまいます。

そうした細菌が食物を分解して作り出す産物は吸収されて、我々が以前考えていたよりはるかにいろいろな病気を引き起こすことがわかってきました。

例えば、肥満、糖尿病などの生活習慣病や動脈硬化、さらにがんや、アレルギー免疫疾患などを起こします。

(中略)

たしかに、食事のとき、まず野菜から食べるというのは優れたダイエット法であると私は思います。

しかし食物繊維が体にいいのは、一つには、便の量を増やして便通を良くしてくれるからです。

 

『腸!いい話』 P103〜104より

 

宿便をため込むと、悪玉菌が繁殖してしまいます。

こうなると、自家中毒といって、悪玉菌から出る毒素を大腸の血液に吸収してしまいます。

血液が汚れるのです。

汚れた血液が、他の臓器にダメージを与え、さまざまな病気を引き起こします。

参考)『長生きしたければ朝食は抜きなさい

 

また、宿便をため込むとアレルギーの原因にもなります。

腸内の善玉菌が減るからです。

善玉菌は免疫に関係しており、善玉菌が減ると免疫力が弱まり、アレルギーになりやすいというわけです。

 

私もアレルギー性鼻炎持ちです。

花粉の舞う時期になると、かならず耳鼻咽喉科のお世話になっています。

しかし、病院でできるのは症状を和らげる対処療法でしかありません。

アレルギー性鼻炎を根治するには、腸内環境を良くしなくてはなりません。

 

そのためにも、食物繊維をたっぷりとって宿便を排除し、腸内環境を整える必要があるでしょう。

糖質制限ダイエットと合わせて、野菜をたくさん摂取していきたいです。

 

以上、『腸!いい話 病気にならない腸の鍛え方』(伊藤裕 著)(朝日新書)の書評でした。

 

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