『食べ物を変えれば脳が変わる』(生田哲 著)(PHP新書)の書評です。

 

『食べ物を変えれば脳が変わる』で学んだ3つの内容

私が『食べ物を変えれば脳が変わる』で学んだ内容を、3つに厳選して紹介します。

<『食べ物を変えれば脳が変わる』で学んだ3つの内容>

・卵はコレステロール値を上げない

・タンパク質の摂りすぎは腎臓病と骨粗しょう症の原因となる

・コーヒーの飲み過ぎは脳と副腎に悪い

 

それぞれについて、説明していきます。

 

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卵はコレステロール値を上げない

そもそも、コレステロールを多く含む卵を食べると心臓病になる、というのは迷信にすぎない。

多くの研究がこのことを証明している。

その一つは、カリフォルニア大学のアルフィン・スレーター教授の報告だ。

それによると、血中コレステロール値の正常な二五人にふだんの食事に加え、一日二個の鶏卵を八週間摂取してもらったが、血中コレステロール値は上昇しなかったという。

ふつうに卵を食べてもコレステロール値が上がることはないし、心臓病になることもない。

やはり鶏卵はスーパーブレインフードなのである。

それから、PSも忘れないでほしい。

PSはとりわけモツに豊富だが、最近、モツも不人気だ。

だから、積極的にモツの煮込みや、焼き鳥のモツ、ホルモンなどを食べてほしい。

 

『食べ物を変えれば脳が変わる』 P72より

 

卵はコレステロール値を上げないそうです。

 

健康体を維持するためには、糖質制限ダイエットが欠かせません。

 

白米・麺類・パン・お菓子を控え、炭水化物(糖質)の摂取量を抑えるのです。

 

糖質の摂取量を抑えれば、血管は傷つきませんので動脈硬化にならず、心臓病や脳梗塞などになる確率がぐんと減るはずです。

 

白米の代わりに、肉・卵・チーズを積極的に利用することが推奨されています。

 

この食事は、肉(Meat)・卵(Egg)・チーズ(Cheese)の頭文字から「MEC食」と呼ばれています。

 

MEC食では、毎日、肉を200グラム、卵を3個、チーズを120グラム摂ります。

参考)『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな

 

卵にはコレステロールが多く含まれています。

1日に卵を3個も食べたら、コレステロールの摂りすぎかもしれません。

 

しかし、上の『食べ物を変えれば脳が変わる』の引用文に書かれているとおり、このくらい卵を食べてもコレステロール値は上がらないそうです。

 

普段から炭水化物をたくさん食べる人ですと、血糖値が高いため、糖とインスリンの作用により血管が傷ついています。

 

血管の傷を修復するために、コレステロールが傷に沈着して、血栓を作ります。

また、糖とコレステロールがくっつき(糖化)、かつ、糖と赤血球も糖化して、血液がドロドロになります。

 

こういう人は、卵を食べてコレステロール値が上がると、動脈硬化や心臓病の原因になるかもしれません。

 

しかし、糖質制限ダイエットを普段からやっている人は、血糖値が安定しているので、卵でコレステロールを摂取しても、問題ないでしょう。

 

卵は完全栄養食と言われており、積極的に摂取したい食べ物です。

これに加えて、モツも身体に良いみたいなので、もつ鍋も楽しみたいですね。

タンパク質の摂りすぎは腎臓病と骨粗しょう症の原因となる

もし摂りすぎたらどうなるだろう。

たとえば、体重七〇キログラムの人が一日に八五グラム以上のタンパク質を摂取したとしよう。

すると、タンパク質の分解産物であり、生体にとって毒物であるアンモニアが増える。

このアンモニアを体外に排出するために、腎臓に負担がかかってしまう。

そのうえ、アミノ酸が多すぎると血液が酸性に片寄る。

生体はこれを中和するために、骨からカルシウムを放出する。

アザラシの肉ばかり食べるイヌイットに骨粗しょう症が多発するのは、このためだ。

高タンパク質食は骨粗しょう症の原因になるのである。

最近、日本で腎臓病と骨粗しょう症が急増している原因の一つは、タンパク質の過剰摂取にあるのかもしれない。

タンパク質の摂取は十分に、なおかつ多すぎないように注意したい。

 

『食べ物を変えれば脳が変わる』 P83より

 

先ほど紹介した「MEC食」では、タンパク質をたくさん摂取することを推奨しています。

 

しかし、タンパク質は摂りすぎても良くないみたいです。

 

タンパク質は窒素化合物で、腸で有毒物質であるアンモニアを発生させてしまいます。

 

アンモニアが腸から血液中に送られ、毒が身体中を巡ります。

その毒を排泄するために腎臓がフル稼働して、腎臓を疲れさせてしまいます。

そして、腎臓病につながっていきます。

 

タンパク質が肝臓で分解されるとアミノ酸が生成します。

アミノ酸は酸性であるため、体内が酸性に片寄ります。

人の身体はアルカリ性であるので、アルカリ性を維持するために、骨を溶かしてカルシウムイオンが供給されます。

これが、骨粗しょう症の原因となるのです。

 

タンパク質はケトン体を生成させるのに、必須の栄養素です。

糖質制限ダイエットでは、タンパク質がないと、中性脂肪(腹のぜい肉など)を分解してケトン体として活用することができなくなります。

参考)『腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」

 

しかし、肉や卵やチーズには食物繊維が含まれてないので、腸に残りやすいです。

その結果、タンパク質が腸に滞留してアンモニアを発生させ、腎臓病や骨粗しょう症の原因となります。

 

だから、MEC食を実践して糖質制限ダイエットをするのなら、食物繊維を必ず摂るようにしてください。

食物繊維は、野菜やこんにゃくなどに豊富に含まれています。

 

なお、炭水化物=糖質+食物繊維です。

食物繊維は炭水化物の一種ですが、食物繊維は血糖値を上げないので、いくら食べても問題ありません。

 

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コーヒーの飲み過ぎは脳と副腎に悪い

コーヒーの飲み過ぎは脳に悪い

(中略)

コーヒーを一日五杯以上飲むと頭の回転が鈍くなるようだ。

一杯のコーヒー(約一五〇ミリリットル)には約一〇〇ミリグラムのカフェインが含まれているから、コーヒーを五杯飲むなら、五〇〇ミリグラムのカフェインを摂取することになる。

これが、カフェインの摂りすぎの基準値だ。

(中略)

カフェインは、脳のブレーキに相当するアデノシンのはたらきを抑制することによって、脳を興奮させる。

ふだんアデノシンは、やる気を引き起こすドーパミンやアドレナリンの放出を抑えている。

だが、カフェインがアデノシン受容体を占拠することで、アデノシンのブレーキとしてはたらきが落ちるのである。

こうしてドーパミンやアドレナリンレベルが上がり、脳が興奮する。

目がパッチリし、やる気も高まる。

(中略)

しかもカフェインの摂取量が増えるほど、自然の興奮剤であるドーパミンやアドレナリンへの感受性は落ちていく。

だから、ふつうでいるためにはカフェインの摂取量をますます増やし、ドーパミンやアドレナリンを増産しなければならない。

だが、毎日カフェインを大量に摂取しつづけると、脳と副腎が疲弊していき、ドーパミンやアドレナリンが十分につくられなくなる。

このため、やる気も集中力もなくなり、うつや疲労に襲われることになる。

 

『食べ物を変えれば脳が変わる』 P126〜129より

 

コーヒーを1日5杯以上飲むと、脳に悪いみたいです。

 

コーヒーに含まれるカフェインを摂取すると、アデノシンの分泌が抑えられ、ドーパミンやアドレナリンが多く分泌されるようになります。

 

しかし、カフェインを過剰摂取していると、ドーパミンやアドレナリンの受容体の働きが悪くなります。

 

ドーパミンやアドレナリンは相変わらず分泌されているのですが、それらを受け取る受容体の働きが悪くなり、カフェインの効き目が薄れるのです。

 

すると、もっとコーヒーを飲むようになります。

カフェイン摂取量が増えることで、ドーパミンとアドレナリンの分泌量が増えます。

 

ドーパミンは脳から分泌され、アドレナリンは副腎から分泌されますが、カフェインにより分泌が促進され続けると、脳と副腎が疲弊して、分泌量が減っていきます。

 

カフェインの大量摂取により、ドーパミンとアドレナリンの分泌量が減り、受容体の働きも悪くなり、ウツの原因となります。

 

カフェインは摂りすぎると毒になるのです。

 

その目安が、1日5杯以上のコーヒーを飲むことです。

 

私も毎朝コーヒーを2杯飲んでいます。

コーヒーを飲めば頭がシャキッとして、記事を書いてもよい気分になります。

 

しかし、『食べ物を変えれば脳が変わる』でコーヒーは飲みすぎるとマズいことを学んだので、今後はこれ以上飲まないようにしたいです。

 

以上、『食べ物を変えれば脳が変わる』(生田哲 著)(PHP新書)の書評でした。

 

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