『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』(白澤卓二 著)(ベストセラーズ)の書評です。

 

『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』で学んだ3つの内容

私が『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』で学んだ内容を、3つに厳選して紹介します。

<『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』で学んだ3つの内容>

・砂糖中毒はドーパミンと麻薬ホルモンエンドルフィンが原因

・糖質を摂取しなくてもケトン体で生きていける

・糖質を摂るとケトン体回路が遮断される

 

それぞれについて、説明していきます。

 

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砂糖中毒はドーパミンと麻薬ホルモンエンドルフィンが原因

ケント・ベリッジ教授は、砂糖をなめたときに舌で感じた「おいしい」という味覚は、舌咽神経を通じて、脳内の報酬回路である側坐核を刺激するといっています。

側坐核が刺激されると、ドーパミンが放出されて、やる気や元気を与えてくれます。

さらに、脳幹の周囲にある核から、脳内麻薬ホルモンであるエンドルフィンが分泌され、これが快感をもたらします。

教授は、側坐核が味とリンクしていたともいっています。

これはまさしく、砂糖が麻薬と同じように中毒性があることを意味しています。

砂糖が側坐核に働きかけるからです。

(中略)

つまり、砂糖がたっぷり含まれている甘いものは、舌の神経を刺激して、摂取した人に喜びを与えるということなのです。

しかし、これは裏を返せば、砂糖をとり続けて報酬回路が刺激され続けると、オーバードライブを起こして最終的には中毒を招いてしまうことになります。

 

『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』 P98〜99より

 

白米・麺類・パン・お菓子など、炭水化物(糖質)をたっぷり含む食品を食べると、快楽物質であるドーパミンとエンドルフィンが分泌されます。

 

どちらも、過剰分泌されると中毒を引き起こす脳内物質です。

 

とくに、エンドルフィンは脳内麻薬ホルモンとも言われており、砂糖(糖質)を摂取するのは、麻薬を吸うのと同じようなことになります。

 

ドーパミンやエンドルフィンが分泌されると、脳は気持ちよくなれます。

脳はもっとドーパミンやエンドルフィンを求めて、砂糖を欲しがります。

やがて、砂糖なしでは生きられない身体になってしまい、砂糖中毒に陥る危険性があります。

 

ジャンクフードが止められない人は、まさにその典型とも言えるでしょう。

ジャンクフードを毎日貪る人は、麻薬中毒者と同じ状態なのです。

 

砂糖(糖質)は、血糖値を上げる物質です。

 

高血糖の状態になると、動脈硬化の原因となります。

 

糖が血中のコレステロールや赤血球とくっついて(糖化)、血液がドロドロになり、高血圧の原因にもなります。

 

糖化したコレステロールが血管に付着して血栓ができると、脳卒中や心不全の原因になります。

 

血糖値を下げるために、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞からインスリンが分泌されます。

インスリンは、脂肪細胞にブドウ糖を吸収させます。

脂肪細胞が肥大化した状態が、肥満です。

 

肥満になるとインスリン抵抗性が生まれ、インスリンが効きづらくなり、インスリンが必要以上に分泌されるようになります。

 

膵臓で分泌できるインスリンの量には限りがあります。

インスリンが分泌できなくなった状態が、糖尿病です。

糖尿病は合併症が恐ろしいです。

合併症により、失明、脚切断、人工透析が必要になるなど、社会生活を維持できなくなる可能性があります。

 

このように、砂糖(糖質)は身体にとって有毒です。

 

しかし、脳はドーパミンやエンドルフィンが分泌されて気持ちよくなれるため、砂糖をどんどん欲しがります。

対して、腸は砂糖を必要以上に欲しがりません。

ここが、脳はバカで腸は賢いと言われる所以です。

参考)『脳はバカ、腸はかしこい』

 

また、『断糖のすすめ』には、食後眠くなるのは、炭水化物(糖質)を摂ってドーパミンの分泌量が減ったからと書かれています。

 

『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』では、炭水化物(糖質)を摂るとドーパミンがたくさん分泌されると書かれており、話が矛盾しているように感じられます。

 

おそらくですが、炭水化物(糖質)摂取後はドーパミンがドバッと出るが、その後、ドーパミンがガクッと分泌されなくなるのでしょう。

 

炭水化物(糖質)を食べた後は、ドーパミンが分泌されて一瞬だけ気持ちよくなれますが、その後はドーパミン分泌量が減って眠くなるのでしょうね。

糖質を摂取しなくてもケトン体で生きていける

ブドウ糖となるグリコーゲンは、食事をしないとほぼ1日で枯渇してしまいますが、人間は数日食事をとらないからといって死亡することがありません。

当然のことながら、このとき、脳では十分なエネルギーが産生されているはずです。

しかし、筋肉の分解による糖新生によって合成されるブドウ糖には限界があります。

その後、4〜5時間たって起動してくるのはケトン体回路です。

よく、脳はブドウ糖しかエネルギー源として利用できないといわれますが、実際には、ブドウ糖が不足したときには、肝臓での糖新生によって作り出されたアミノ酸由来のブドウ糖や、脂肪酸からつくりだされたケトン体をエネルギー源として活用します。

つまり、第3章で紹介した、「脳のためにブドウ糖をとる必要がある」という説は真実ではありません。

わざわざ食べなくとも体内でつくることができるというのが本当のところです。

 

『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』 P124より

 

人は、解糖系・糖新生・ケトン体回路の3つの回路でエネルギーを産生し、生命を維持しています。

 

解糖系は、炭水化物(糖質)で得られるブドウ糖をエネルギー源としている回路です。

糖新生は、肝臓や筋肉に蓄えたグリコーゲンをブドウ糖に分解して、エネルギー源としている回路です。

ケトン体回路は、中性脂肪(腹のぜい肉など)から得られる脂肪酸と、筋肉や鶏肉などから得られるタンパク質が肝臓で合成されてできるケトン体をエネルギー源としている回路です。

参考)『2週間で効果がでる!白澤式ケトン食事法

 

なお、中性脂肪を分解する過程でグリセロールという物質も産生しますが、これも糖新生として活用されます。

 

上の引用文で「肝臓での糖新生によって作り出されたアミノ酸由来のブドウ糖」とありますが、これはグリセロールをブドウ糖に分解することを指します。

参考)『腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」

 

脳は、ブドウ糖がなくても、ケトン体をエネルギー源として活動できます。

赤血球や網膜細胞などはブドウ糖のみをエネルギー源としていますが、これは糖新生によりグリセロールを分解してまかなうことができます。

 

以上から、人は炭水化物や砂糖に含まれるブドウ糖を摂取しなくても、生きることができます。

 

白米・麺類・パン・お菓子など、炭水化物がたっぷり含まれている食品は有毒であることは、前述のとおりです。

 

糖質制限ダイエットをすれば、痩せられるし健康的な生活もできます。

あなたもぜひチャレンジしてみましょう。

 

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糖質を摂るとケトン体回路が遮断される

逆をいえば、空腹感を覚えたときに、炭水化物をとらずに2〜3時間待っていれば、肝臓で糖新生が行われ、自分自身がブドウ糖をつくります。

さらに、脂肪酸からケトン体がつくられるので、脳には十分にエネルギー源が送られ、その後はずっと動き続けます。

ところが、血液中のブドウ糖が減ってきて、おなかが減ったと感じたり、イライラしたりしたとき、炭水化物をポンと入れてしまうと、そちらを使ってしまうので、ケトン体回路はシャットダウンされてしまうわけです。

 

『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』 P126〜127より

 

炭水化物を摂取すると、ケトン体回路が遮断され、解糖系に移行してしまいます。

 

すると、中性脂肪(腹のぜい肉など)が分解されなくなるため、痩せられません。

 

痩せたいのなら、ケトン体回路を使い続ける必要があります。

 

前述のとおり、炭水化物を摂取しなくても人は生きられます。

というか、炭水化物は有毒物質ですので、極力控えるようにしたほうがよいです。

 

肉・卵・チーズ・野菜を積極的に摂りましょう。

肉・卵・チーズの1日の必要摂取量については、下記の著書をご参照ください。

参考)『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな

 

以上、『「砂糖」をやめれば10歳若返る!』(白澤卓二 著)(ベストセラーズ)の書評でした。

 

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