『断糖のすすめ 高血圧、糖尿病が99%治る新・食習慣』(西脇俊二 著)(ワニブックス)の書評です。

 

『断糖のすすめ』で学んだ3つの内容

私が『断糖のすすめ』で学んだ内容を、3つに厳選して紹介します。

<『断糖のすすめ』で学んだ3つの内容>

・食後に眠くなるのは糖質を摂りドーパミン分泌量が減ったから

・糖を摂ると脳内麻薬物質エンドルフィンが分泌される

・炭水化物を摂るとウツになる原因

 

それぞれについて、説明していきます。

 

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食後に眠くなるのは糖質を摂りドーパミン分泌量が減ったから

多くの方は、食後に眠くなるのは当たり前だと思っていますが、それは違います。

食後に眠気に襲われるのは炭水化物などの糖質を食べた人だけです。

当然ながら、原因は糖質にあります。

ランチにラーメンや丼物などの糖質を食べると、私たちの感情を司っている脳内の神経伝達物質であるドーパミンの分泌量が低下します。

ドーパミンとはやる気や元気、ほどよい緊張感などをもたらし、頭をすっきりさせるという役割があります。

ところが糖質を摂ると、血糖値の急激な変動に伴い、ドーパミンの分泌量が低下。

おのずと、やる気が落ちて眠くなり、だるくなって集中力も欠けてしまうというわけです。

午前中は仕事がバリバリできるゴールデンタイムと呼ばれますが、昼食に糖を摂らなければ、午後も同様にゴールデンタイムを継続できる。

より効率的に仕事をこなすことができますから、成果を上げたり成績を伸ばすことも可能になります。

 

『断糖のすすめ』 P18〜19より

 

炭水化物に含まれる糖質、果物に含まれる果糖などを摂取すると、ドーパミンがドバッと分泌され、一瞬だけ頭がシャキッとします。

 

清涼飲料水を飲むとスッキリした気分になれますが、しばらくすると身体がダルくなってきます。

 

糖質を摂取すると、血糖値がドンッと上がります。

これをグルコース・スパイクと言います。

参考)『主食をやめると健康になる

 

血糖値が上がったとき、ドーパミンやセロトニンがたくさん分泌されているのでしょう。

ご飯やお菓子を食べると幸せな気分になり、やる気が出てくるのはそのためかと。

 

しかし、血糖値がドンッと上がると、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞からインスリンが分泌され、血糖値がガクッと下がります。

 

低血糖な状態になると、頭がよく働かなくなり、眠くなります。

おそらく、低血糖状態になると、ドーパミンの分泌量がガクッと減るのでしょう。

 

また、脳にはドーパミン受容体というものがあります。

ドーパミンは分泌されても、ドーパミン受容体が正常に働かないと、ドーパミンは効力を発揮できません。

 

炭水化物などの糖質は、ドーパミン受容体の働きを阻害するそうです。

 

炭水化物をとり続けると、ドーパミンがたくさん分泌されているのにもかかわらず、効力を得られなくなります。

 

これが、炭水化物の摂りすぎでやる気がでなくなる原因の一つなのかもしれません。

 

いずれにせよ、炭水化物は毒でしかないのは確かです。

 

炭水化物を摂りすぎると、ブドウ糖→インスリン→中性脂肪の流れが加速してブクブク太って行きます。

 

やがてインスリンが分泌されなくなり、糖尿病になっていきます。

そうすると、血糖値が高いままになり、動脈硬化を引き起こし、脳卒中や心不全の原因にもなります。

 

炭水化物を摂らないと、ブドウ糖の摂取量が大幅に減ります。

 

赤血球や網膜細胞などは、ブドウ糖を唯一の栄養源としており、ブドウ糖が枯渇すると生命を維持できなくなります。

 

しかし、肝臓では糖新生により、ブドウ糖を自己生成することができます。

筋肉や肝臓に蓄えたグリコーゲンからブドウ糖を生成したり、

中性脂肪(腹のぜい肉)を分解してできるグリセロールからもブドウ糖を生成できます。

参考)『腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」

 

だから、炭水化物を摂らなくても、人は生きていけるのです。

 

炭水化物はウツの原因にもなるし、他の生活習慣病の原因にもなる有毒物質です。

 

食べないに越したことはないでしょう。

糖を摂ると脳内麻薬物質エンドルフィンが分泌される

炭水化物などの糖を食べると、脳内にエンドルフィンという快楽物質が分泌されます。

これは、がん患者の痛みを抑えるために使うモルヒネと同じような働きをする麻薬様物質です。

さらに満足感や快感を得られることによって、”炭水化物=おいしい”とやみつきになってしまいます。

ポテトチップスを食べ始めたら、一袋すべて食べ終わるまでやめられない、という経験はありませんか。

あるいは、居酒屋さんでお腹いっぱい食べたにもかかわらず、〆にラーメンを食べたくなるひともいるし、食後のスイーツは別腹という人もいるでしょう。

こうした現象はまさに糖の中毒性によるものなのです。

 

『断糖のすすめ』 P42〜43より

 

炭水化物などの糖を摂ると、脳内からエンドルフィンが分泌されます。

 

エンドルフィンは快楽物質で、モルヒネと同じ働きをする麻薬と同じ物質です。

 

麻薬には中毒性があるのと同じく、エンドルフィンを分泌させる炭水化物にも中毒性があります。

 

ご飯やお菓子は、いくらたべても平気なのはそのためです。

とくに「甘いモノは別腹」と、食後に清涼飲料水やお菓子を貪るのは、エンドルフィンがなせる業です。

 

エンドルフィンは、食欲を暴走させるのです。

 

炭水化物を摂りまくると、ブドウ糖→インスリン→中性脂肪の流れが加速して、ブクブク太っていきます。

 

そして、肥満、糖尿病まっしぐら、糖尿病の合併症で失明・足切除、脳梗塞や心不全になって死ぬことだってあるでしょう。

 

炭水化物は、恐ろしい毒物ですね。

摂らない方がよいです。

 

ところで、『断糖のすすめ』ではビールを飲んでもよいと書かれています。

麦芽とホップだけをしようした本物のビールに限られますが。

 

しかし、麦芽は麦ですので、炭水化物が大量に含まれています。

ビール腹という状態がありますが、これは麦(炭水化物)を大量に摂取して、太った状態です。

 

本物だろうが偽物だろうが、ビールを飲んだら、炭水化物を大量に摂取することになりませんか。

 

『断糖のすすめ』では、炭水化物を大いに否定しているのに、ビールだけ肯定しているのは謎です。

炭水化物を摂るとウツになる原因

うつは心の病といわれるものの、そのメカニズムを辿ると原因は脳にあります。

私たちの感情を司るのは脳です。

そして感情のもととなるのは脳内でつくられる神経伝達物質(脳内ホルモン)であり、これには多くの種類があります。

なかでも重要な働きをするのが、気分を安定させ、幸福感をもたらすセロトニンや、脳を覚醒させ、恐怖や驚きを司るノルアドレナリン。

そして、やる気やワクワク感、集中力を高め、心地良さなどの感情を生みだすドーパミン。

こうした脳内物質がバランスよく分泌されることによって、私たちは安定した精神状態を保つことができるのです。

ところが、糖は神経伝達物質の分泌を邪魔します。

糖尿病のところでもお話ししましたが、糖の摂取によって急激に上がった血糖値を下げるため、膵臓からインスリンというホルモンが大量に分泌されて高インスリン血症を引き起こします。

インスリンが自律神経を刺激し、さらにそれが脳内ホルモンの分泌に異常をもたらすのです。

すると、どうなるか?

結果としてドーパミンの分泌量が低下します。

ドーパミンはやる気のホルモンですから、分泌量が少なくなることで意欲の低下、憂鬱感や睡眠障害をもたらし、気分が晴れず、落ち込みがちになるのです。

 

『断糖のすすめ』 P85〜86より

 

炭水化物(ブドウ糖)を摂取すると、ドーパミンが正常に作用しなくなるのは前述のとおりです。

 

このほか、炭水化物(ブドウ糖)を摂取すると、セロトニンが分泌されます。

 

セロトニンは、アドレナリンやノルアドレナリンの分泌量を調節するホルモンです。

 

セロトニンの分泌量が減ると、アドレナリンやノルアドレナリンのバランスが崩れます。

ときにハイになったり、ときに躁の状態になったりするのです。

つまり、セロトニンの分泌量がへると、ウツになります。

 

どうやら、炭水化物を摂取しまくると、セロトニンの分泌量が減少するみたいです。

炭水化物を食べ続ければ、ウツになる可能性が増します。

 

このほか、炭水化物はドーパミンの分泌も阻害しますから、ウツがさらに進行しそうです。

 

そのうえ炭水化物を摂取するとエンドルフィンが分泌されるので、ウツになっても炭水化物を求め続けます。

ウツになって、デブにもなり生活習慣病も併発する。

 

最悪の流れですね。

 

心と身体を健やかな状態に保つためにも、炭水化物は摂らないほうがよいでしょう。

 

ブドウ糖は、糖新生でまかなえばOKですから。

 

以上、『断糖のすすめ 高血圧、糖尿病が99%治る新・食習慣』(西脇俊二 著)の書評でした。

 

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