『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい』(牧田善二 著)(講談社)の書評です。

 

『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい』で学んだ3つの内容

私が『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい』で学んだ内容を、3つに厳選して紹介します。

<『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい』で学んだ3つの内容>

・糖尿病の恐ろしさは合併症である

・糖尿病のステージと発症までの時間経過

・米やパンを止めて肉や魚をたっぷり食べよう

 

それぞれについて、説明していきます。

 

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糖尿病の恐ろしさは合併症である

糖尿病の恐ろしさは、血糖値の高さではなく合併症にある。

成人が中途失明する理由は糖尿病の合併症によるものも多く、年間三〇〇〇人にものぼる。

腎臓に合併症を起こして血液透析が必要となる人は、毎年一六〇〇〇人を超えている。

(中略)

見えにくくなってからでは、失明まで進むのを止めるのは非常に難しいのが糖尿病網膜症であり、糖尿病腎症によって血液透析に陥った人の余命は、腎臓病が原因で血液透析を始めた人たちよりもずっと短く、五年生存率は五〇パーセント以下となっている。

こうした合併症は、糖尿病になってから、つまり血糖値が一定基準を超えた痛くも痒くもない段階から、何もしなければ約一〇年後、さきほど述べたように九割の確率で顔を出してくる。

だから、一刻も早く行動に移さなければならないし、そのチャンスが、いま、あなたの目の前にあるのだ。

 

『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい』 P18より

 

米や麺類などの炭水化物には、ブドウ糖がたっぷりと含まれています。

 

血中のブドウ糖濃度(血糖)が上がると、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞からインスリンが分泌され、中性脂肪(腹のぜい肉)に変化します。

 

しかし、毎日のように炭水化物をたっぷり食べ、高血糖状態を維持すると、膵臓からインスリンが分泌されなくなります。

 

中性脂肪をたっぷり蓄えるとインスリンの効き目が弱くなるため、脳がインスリンを大量に分泌するよう膵臓に命令をしますが、やがて枯渇します。

 

このインスリンが分泌されなくなった状態を、糖尿病といいます。

 

糖尿病になると、血糖が上がりっぱなしになり、糖が赤血球や血中のコレステロールとくっついて(糖化)、血液がドロドロになります。

 

血流が悪くなると、足のつま先にまで血液が回らなくなり、壊死してしまいます。

目に血液が回らなくなると、糖尿病網膜症になって、失明してしまいます。

腎臓に血液が回らなり、腎臓が機能しなくなると血液透析が必要になります。

 

このように、糖尿病は恐ろしい病気なのです。

 

私は30代半ばでまだ若いので、糖尿病を恐れる必要はないかもしれません。

しかし、私と同年代の人の何パーセントかは、すでに糖尿病を発症しています。

 

コンビニ弁当、カップラーメン、清涼飲料水、ジャンクフード、酒、ご飯麺類メガ盛りなど、過食の限りを尽くしてきた人間が、30代半ばの若さで糖尿病を発症しているのです。

 

これらの食品には、砂糖(ブドウ糖)がたっぷり含まれています。

 

砂糖はおそろしい食品です。

糖尿病のステージと発症までの時間経過

 

 

声を大にして述べておくが、境界型から糖尿病へ移行するのは簡単なことであるが、糖尿病から境界型へ戻ることはできない。

そして境界型の段階なら、何とか正常に戻ることができる。

私のクリニックにも、境界型から正常に戻った人がたくさんいて、そうした人たちは最初から正しい認識を持って取り組んでくれた。

境界型の段階なら、薬など使わずに、炭水化物の量を減らし、運動量を増やすことで、比較的簡単に正常に戻ることができる。

このチャンスを与えられたことを理解している人は、境界型から正常に戻っていくのである。

 

『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい』 P53より

 

空腹時血糖値が110〜126で、ブドウ糖負荷試験に引っかからなければ、糖尿病における境界型の状態です。

 

境界型と診断されても、ご飯や麺類やジャンクフードを食べまくる生活を続けたら、9年後には糖尿病を発症してしまうみたいです。

 

しかし、境界型と診断されてから糖質制限をすれば、腎臓の機能が回復して、正常に戻ることができるそうです。

 

糖尿病を発症してしまうと、腎臓の機能は一生回復しません。

腎臓のランゲルハンス島のβ細胞から、インスリンがほとんど分泌されなくなるのです。

 

取り返しのつかないことになる前に、普段から糖質制限をするべきでしょう。

 

私の祖母も糖尿病患者でした。

祖母は食後に注射針を腹に刺して、インスリンを投与していました。

 

祖母が、インスリンを投与して、低血糖になり苦しむ姿を私は見てきました。

低血糖状態になると、自律神経が乱れるのか全身汗だらけになり、意識がもうろうとして倒れます。

祖母は低血糖状態になった祖母は、「苦しい、死にたい死にたい」と、いつも言っていました。

低血糖状態は、相当苦しいのでしょう。

 

合併症が発症していなくても、これだけ苦しいのです。

足を切断したり、目が見えなくなったり、人工透析が必要になったら、一体どれだけ苦しい思いをするのでしょうか。

 

糖尿病は絶対に防がねばならない病気だと、私は思います。

 

だから、糖質制限ダイエットをしましょう。

 

糖質制限ダイエットをすれば、糖尿病を防げます。

 

また、糖質制限ダイエットで確実に痩せられます。

 

私は糖質制限ダイエットを始めてから、たった2週間で体重が69㎏から66㎏(身長173㎝)に減りました。

目標は58㎏なので、これからも糖質制限ダイエットを続けていきます。

 

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米やパンを止めて肉や魚をたっぷり食べよう

私はAさんに説明した。

「ご飯はもろに血糖値を上げるので極力減らしてください。それよりもステーキでも食べてください。油も摂っていいですよ」

けげんな表情を浮かべるAさんに、もう少し専門的な説明をさせてもらった。

「肉や魚などはタンパク質が主成分で、分解されてアミノ酸になって体に入ってきます。

アミノ酸はたとえ一キログラム入ってきたとしても、血糖値には影響を与えないのです。

しかし、米やパンなどの炭水化物は多糖類といって、分解されて単糖類になって腸から体に吸収されます。

ゆえに一気に血糖を押し上げるのです。

ちなみに果物も果糖ですから、同様に血糖値を上げます。

果物を野菜感覚でとらえないように注意してくださいね」

 

『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい』 P94〜95より

 

糖質制限ダイエットでは、肉や魚や卵やチーズが食べ放題です。

お腹が空いたら、これらの食品を腹いっぱい食べればよいのです。

 

ご飯や麺類が食べられないのがキツいかもしれませんが、すぐに慣れます。

 

炭水化物を摂らないと、脳にブドウ糖を供給できなくなると不安に人もいるでしょう。

しかし、心配無用です。

 

肉や魚や卵やチーズに含まれるタンパク質が分解されてアミノ酸となり、肝臓でアミノ酸と体脂肪が合成されて、ケトン体が生成されます。

 

脳はこのケトン体を栄養源として活動できるのです。

参考)『腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」

 

血液はブドウ糖を唯一の栄養源とし、ケトン体を利用できません。

しかし、肝臓は糖新生により、アミノ酸からブドウ糖を合成することができます。

 

このブドウ糖を赤血球が利用することで、生命活動を維持することができます。

 

糖質制限の第一人者の江部康二先生は、理論的には炭水化物はゼロでも人間は生きていけると仰っています。

 

無理に白米や麺類を食べる必要はないのです。

というか、白米や麺類は糖分がたっぷり含まれており、身体にとって有害だと言えます。

 

こういう糖分がたっぷり含まれている食品を避け、肉・魚・卵・チーズなどをたっぷり食べましょう。

 

糖尿病は、発症したら一生回復できませんので、今からでも予防をしてください。

 

以上、『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい』(牧田善二 著)(講談社)の書評でした。

 

『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい』には、実践編である『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい 実践レシピ (講談社のお料理BOOK)』が出版されています。

 

『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい』が気に入ったら、合わせてこちらも読むとよいでしょう。

 

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『糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい』には電子書籍であるKindle版もありますので、Amazonがオススメです。

 

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