『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』(香取貴信 著)(こう書房)の感想です。

 

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』のあらすじ・要約

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』とは、コンサルタントである香取貴信氏が書かれた本です。

 

ヤンキー高校生であった香取貴信氏は、ディズニーランドのアルバイトを経験して、人生が大きく変わったそうです。

 

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』には、東京ディズニーランドが人気テーマパークであるゆえんが、詳細に書かれています。

 

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』は、それなりに人気のある本です。

 

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』の読書感想文を書いたブログも、ネットに多数あります。

 

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』は、ページ数が231ページと、標準的な文量です。

しかし、平易な文章で書かれているので、2時間もあれば読破できるのではないでしょうか。

 

私は『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』を読んで、これはブラックバイトの実態を暴露した本であると感じました。

 

次の項で、東京ディズニーランドのアルバイトがブラックである事実を、『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』の内容を引用して紹介します。

 

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『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』のブラックバイトの内容

東京ディズニーランドのアルバイトが、ブラックバイトである事実を3つ紹介します。

東京ディズニーランドのアルバイトでは上司から回し蹴りをされる

と、いきなりうしろから、思いきり回し蹴りが飛んできたのです。

私はそのまま地面に転がり、振り向くと町丸さんが鬼の形相で立っています。

(中略)

「てめぇー、自分は偉いから、新人がしゃべっても聞かねーでいいのか!はじめて大勢の前で話す人間の気持ち考えろ!!」

(中略)

「新人スタッフの気持ちも考えられないようなやつは、もう来なくていい。さっさと帰れ!!」

(中略)

翌日、出勤してポジション表を見ると、私の名前の横に「おまえは一生プラグだ」と、町丸さんのハンコ付きで書かれていました。

(中略)

その日から2か月間、ほんとに毎日、同じポジションでした(つらかったな〜)。

 

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』 P23〜25より

 

東京ディズニーランドでは、上司がアルバイトに回し蹴りをする人間がいるそうです。

 

そして、それが問題にならず、黙認されているようですね。

 

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』には、

香取貴信氏が町丸さんという方から暴力を振るわれたことを美談にしていますが、これは立派な犯罪です。

 

他人に暴力を振るうのは、傷害罪でしょう。

普通の会社でこんなことがあったら、ニュースになると思います。

 

東京ディズニーランドは、他人に暴力を振るっても、それが許される環境なのでしょうか。

 

 

恐ろしい職場だと思います。

東京ディズニーランドはサービス残業をやらせている

「やっぱ、おまえ、残業の意味わかってないね!!

あのなぁ、同じ課題を出されてて、俺やほかの人は終わってる。

でも、おまえは終わってない。

(中略)

「それは、お前の能力が足りないから終わんないだけだろ!!

それを会社は、おまえに残業代払って、勉強のために投資すんのか?」

「・・・・」

「よーく考えてみろ!!

この残業代は、今日来てくれたゲストのお金だぞ。

能力が足りないなら自分で勉強しろ!!

ここは現場じゃねぇーぞ。

いつまでも時給感覚でいるなよ」

そう言い残して、町丸さんは消えてしまいました。

冷静に考えてみると、町丸さんのいうことは正しいような気がします。

それまでの自分は、定時に終わらないものは全部残業だし、それをつけるのは当然だと思っていました。

(中略)

このときはじめて、仕事のなかにも、時給で考えなくてはならないものと、そうでないものがあることに、気がつきました。

その日をさかいに、勤務終了後にオフィスに戻って作業をしていると、あの大きな人影が横に近づいてくるのです。

「よぉ!!香取、また残業してんの?」

「違いますよ!!これは勉強してるんです!!」

「そっか、勉強するために残るのは勝手だけどな!!」

町丸さんは「ニヤッ」としながら、またどこかへ消えてしまいました。

いま考えると、社会人としての考え方を、厳しい視点でコーチしてくれたんだと思います。

そしていまは、厳しくコーチしてくれたことに感謝しています。

 

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』 P60〜61より

 

東京ディズニーランドでは、アルバイトにサービス残業をやらせているみたいです。

 

業務時間内に処理不可能な仕事を与え、勤務時間を超えて働いたとしても、残業申請をさせないよう上司から圧力がかけられています。

 

「いつまでも時給感覚でいるなよ」と言われて。

 

残業代を支払わないのは、立派な労働犯罪です。

 

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』に書かれている内容は、

東京ディズニーランドでは、アルバイトさんの犠牲の上で運営が成り立っているのだということです。

 

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東京ディズニーランドでは傷害罪がまかり通っている

当時私が勤めていた東京ディズニーランドには、それは厳しいルールが存在しています。

「身だしなみ」ひとつとっても、そのルールには男性・女性それぞれに細かい決まりがあります。

たとえば髪の毛の規定では、染めてはいけない、男性の髪の長さは耳にかかってはいけない、そしてかたちにいたるまで、学校の規則のように決まっています。

(中略)

「お・は・よ・う!!香取さん」

「あ、おはようございます。町丸さん」

「香取さんさぁ、男性の髪の毛の長さはどこまでだっけ?

「・・・はっ、はい、耳にかからないようにです」

「そうだよね。香取さんの髪の毛はどうですか?」

「・・・すいません、耳にかかってます」

「どうする?」

「今日、切ってきます」

「どっちを?」

「へっ!!どっちって?」

(おもむろに、ポシェットからはさみを取り出す町丸さん。・・・シャキシャキ・・・)

「だからさぁ、髪の毛が耳にかかっちゃだめなんだよね。だから選択は2つだよ!!髪の毛を耳にかからないように切るか、耳を切ってしまうか」

「いやぁ・・・、もちろん髪の毛を切ってきます」

「でもさぁ、今日の勤務はどうするの?

「・・・」

「このままじゃぁ勤務できないじゃん」

「・・・」

「よし、じゃあ耳、切ってあげるよ!!ねっ!!」

「えぇぇぇぇぇ〜!!」

(・・・シャキシャキ・・・)

本当に耳を切る勢いでしたが、どうにか、それだけは逃れることができました。

でも、まさか本当に、その場で髪の毛を切られるとは思いもしませんでした。

(中略)

「香取さんねぇ、ちょっと調子に乗ってたでしょ!!見つからないと思って!!」

「はっ、はい・・・」

「見つからないわけないじゃん!!」

町丸さんの徹底ぶりには驚きます。

とくに身だしなみについてのルールには厳しく、守れていない場合は、現場に出ることすら許されません。

 

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』 P122〜125より

 

東京ディズニーランドでは、アルバイトの毛髪を無断で切る人間がいるそうです。

 

他人の毛髪を切って傷害罪になった判例もあります。

 

東京ディズニーランドは、こうした傷害行為が許される環境なのです。

 

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』では、この行為を美談として書かれていますが、

東京ディズニーランドは犯罪行為を野放しにする環境だと公言しているようなものです。

 

この出来事は、いまから30年以上むかしの1987年に起こっています。

 

現在の東京ディズニーランドの労働環境はどうなのか知りませんが、当時はブラックバイトであったのは事実です。

 

私は、会社の体質なんて、そう簡単に変わるものではないことを、7年間サラリーマンをやって学びました。

 

東京ディズニーランドの労働環境はいかがなのでしょうかね。

 

以上、『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』(香取貴信 著)(こう書房)の感想でした。

 

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