『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』(竹内薫 著)(光文社新書)の書評です。

 

『99.9%は仮説』のあらすじ・要約

『99.9%は仮説』とは、サイエンスライターの竹内薫さんが書かれた本です。

 

科学の基本は、「世の中ぜんぶ仮説にすぎない」ということです。

 

『99.9%は仮説』でとくに印象的なのは、飛行機がなぜ飛ぶのかは科学的に証明されていない部分です。

 

『99.9%は仮説』では、揚力など流体力学の知識が分かりやすく書かれています。

 

流体力学の知識を突き詰めていくと、現在言われている飛行機が飛ぶ理屈が、実は誤っていることが分かります。

 

飛行機が飛ぶ理屈は、実は分かっていないのです。

 

分かっていないけど飛ぶからいいよね、というノリで飛行機は飛んでいるのです。

 

ここから、「世の中ぜんぶ仮説にすぎない」という論が、『99.9%は仮説』で展開されていきます。

 

『99.9%は仮説』は、Amazon評価数・レビュー数が200を超える、注目されている本です。

 

それゆえ、『99.9%は仮説』の読書感想文を書いたブログが、ネットに多数あります。

 

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『99.9%は仮説』で刺さった3つの内容

私が『99.9%は仮説』を読んで、特に刺さった内容は、以下の3つです。

<『99.9%は仮説』で刺さった3つの内容>

・常識はくつがえるものである

・常に常識を疑う癖をつけよう

・バブル崩壊の例:仮説を疑って堅実に生きよう

 

それぞれについて、説明していきます。

常識はくつがえるものである

それは、現代に生きるわれわれでも同じです。

今日、常識だと思っているものが、明日、天才科学者の出現によってまちがいであると判明するかもしれないのです。

つまり、常識というやつは意外にもろいのです。

常識はくつがえるものなのです。

ですから、この本では、そういった常識のことも「仮説」と呼ぶことにしたいと思います。

常識は仮説にすぎないのです。

(中略)

われわれの世界観、われわれが親から教わること、われわれが学校で教わること、そういったものは、すべて仮説にすぎません。

 

『99.9%は仮説』 P57より

 

常識は仮説にすぎない。

 

会社勤めをしていると、その会社内でしか通用しないような常識がまかり通っています。

 

朝礼には絶対参加だ、仕事が出来ないのに残業申請するのはおかしい、19時45分まで働かないと残業代は出さないとか。

 

私がかつて働いていた会社では、こうしたいかれた常識がまかり通っていました。

 

19時45分まで働かないと残業代は出さないのは、犯罪です。

しかし、私の課の人間どもらは、これを常識として、何一つ疑問を持たず受け入れていました。

 

19時45分まで働かないと残業代は出さない件はおかしいと、私は何度も上司に訴えました。

 

最後は、人事部にまで訴えましたが、逆に圧力をかけられて会社を追い出されました。

 

今も、19時45分まで働かないと残業代は出さないという犯罪が行われているらしいです。

 

個人の力では、会社の「常識」を覆すのは難しいことを、私は会社勤めをしてよく理解しました。

 

しかし、会社の方針が変われば、この19時45分まで働かないと残業代は出さないという常識(犯罪)が、簡単に覆るのでしょうね。

 

そのとき、会社の人間は、19時45分まで働かないと残業代は出さないという犯罪が行われていたことについて、どう言うのでしょうか。

 

ぜひ聞いてみたいものです。

 

他の犯罪行為と合わせて。

 

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常に常識を疑う癖をつけよう

しかし、われわれの常識が仮説にすぎない、と自覚している人はあまりいません。

いちいち、目のまえで起きる事件や現象を疑っていたのでは疲れてしまうからです。

大部分の人は、右へならえ式に、他人から教わったことをそのまま鵜呑みにしているのです。

常識は正しいに決まっている。

飛行機が飛ぶしくみは科学的に一〇〇パーセントわかっているにちがいない。

高速より速いものはない・・・。

そんなふうに思いこんでいるのです。

でも、この本でくりかえしでてくるように、実際は、われわれの頭の中身は仮説だらけなのです。

「世界は仮説でできている」のです。

(中略)

常識にとらわれて、頭のなかにある仮説の群れに気づかなければ、それは「頭が固い」といわざるをえません。

頭が固ければ、ただ社会の荒波に翻弄され、ただ流されていくだけです。

逆に、常に常識を疑う癖をつけて、頭のなかにある仮説の群れを意識するようになれば、それは「頭が柔らかい」ということなのです。

 

『99.9%は仮説』 P58〜59より

 

常識を疑う癖を身につけよう。

それが出来ない人間は「頭が固い」人間で、周りに流されていくだけである。

 

会社にいた人間どもらは、外面的には、会社のおかしい常識に流されて生きているだけのように見えました。

 

心の中ではどう思っていたのかは分かりません。

 

逆らうのは大人げない、個人の力では変えられないと、大人の対応をしていたのかもしれません。

 

私は会社のいかれた常識が我慢できなかったので、上司に逆らっていましたが。

 

常に常識を疑う癖をつけていた私は、「頭が柔らかい」人間になるみたいです。

 

しかし、私が会社のおかしい常識に逆らってきたことが、果たして正しいのかどうかは分かりません。

 

人によっては、私の行為が幼稚だ、大人げないと映るのかもしれません。

 

でも、我慢できないことはやはり我慢できないのです。

 

おかしい常識は、やはりおかしい常識であって、それを直さないのはいけないことだと思っていました。

 

私はこういう人間なので、やはりサラリーマンは向いていないのでしょうね。

 

まあ、別の道を見つけて、気楽に生きていきます。

バブル崩壊の例:仮説を疑って堅実に生きよう

日本は、バブル崩壊とその後遺症でたいへんなことになりました。

あれだって、「土地の値段は絶対にさがらない」という土地神話、言い換えると仮説が引き起こした事件だと考えられます。

ほとんどの日本人は、それが単なる仮説であることに気づかなかった。

だから、ある日突然、土地神話が崩れて、それとともに日本経済全体がひっくりかえりそうになったのです。

ひとつの仮説にすぎなかったのに、それを疑わずに経済システムを組み立てていたから、膨大な不良債権を処理して、裸一貫で出直すはめになったのです。

「はじめに仮説ありき」と知ることは、だから、単なる机上の空論ではなく、実人生にも充分に役立つことなのです。

実際、大勢の人がバブル経済に狂乱して危険な投資にはしっていたとき、「もしも土地神話という仮説が崩れたら?」と考えて、堅実な経営をしていた会社も存在したわけです。

 

『99.9%は仮説』 P82〜83より

 

上の『99.9%は仮説』の引用文は、常識を疑って堅実に生きようという主張を、バブル崩壊の例をとって説明されています。

 

現在、仮想通貨が儲かると言われています。

 

仮想通貨で一儲けして、「億り人」と呼ばれる人が続出しているらしいです。

 

しかし、仮想通貨は本当に儲かるのでしょうか?

末永く稼ぎ続けられるのでしょうか?

 

絶対に儲かるとは、おそらく誰も断言できないはずです。

 

短期的に見れば、暴落を繰り返して不安定な状態のように見えます。

長期的に見れば、今のところ仮想通貨の価値は上昇傾向にあるみたいです。

 

でも私はやりません。

虎の子を危険な目に遭わせたくありませんから。

 

じっくりと、見守ることにします。

 

ブログと家庭教師のアルバイトで稼いだお金を、せっせと貯金して、蓄えを増やしていきます。

 

以上、『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』(竹内薫 著)(光文社新書)の書評でした。

 

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電子書籍であるKindle版もありますので、Amazonがオススメです。

 

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