『戦略プロフェッショナル:シェア逆転の企業変革ドラマ』(三枝匡)(日経ビジネス人文庫)の書評です。

 

『戦略プロフェッショナル』の目次

まず、『戦略プロフェッショナル』の内容をざっくりと知って頂くために、目次を紹介します。

<『戦略プロフェッショナル』の目次>

プロローグ 日本企業の泣きどころ

米国企業の戦略経営は失敗したか
再逆転された日本の弱み
経営ノウハウを創出するコンサルタント会社
プロ育成を緊急課題とする日本
臨場感のあるビジネス・ケース
競争のルールに穴を開ける

1 飛び立つ決意

広川洋一の決心
新日本メディカルの軌跡  戦略プロフェッショナルの要諦❶──動態で見る
第一製鉄の資本参加
広川洋一の悩み  戦略プロフェッショナルの要諦❷──借りの論理から自論への展開
米国からの来訪者
小野寺、広川を誘う

戦略ノート:戦略参謀の弊害
経営トップの戦略責任
戦略理論は役に立つのか
トップダウンの米国企業
強力な戦略企画部門の弊害
戦略理論自体は悪くない
戦略理論を使わない日本のビジネスマン
実践的戦略プロフェッショナルになろう

2 パラシュート降下

時間がない
事業のバランス
仕事の優先順位
社員の士気
社内データの掘り起こし
プロテックの市場ポジション  戦略プロフェッショナルの要諦❸──本質を突いた現状分析
ジュピターの技術優位
競合の認識  戦略プロフェッショナルの要諦❹──社員の素直さと組織の政治性
目を外に向ける

戦略ノート:ルート3症候群
シェア・ポジションは固まったか
失敗にはパターンがある
競合ポジションの仮説を立てる
プロダクト・ライフサイクル
事業の成長ルート
再投資サイクルと企業活性化
ルート3症候群の症状
不安定化で組織を刺激する

3 決断と行動の時

売れない理由の犯人捜し
価格決定のロジック  戦略プロフェッショナルの要諦❺──データ検証のムダ
広川、ユーザーに会う
広川の見た市場と営業マンの認識  戦略プロフェッショナルの要諦❻──社内常識こそ改革の金脈
営業体制の強み、弱み
競合相手の力を探る
アクションの時間軸を見定める  戦略プロフェッショナルの要諦❼──時間軸の認識

戦略ノート:選択肢は何か
まず目標を先に決める
ギャップを埋められるか
経営のカンは後天的なもの
失敗経験と経営の因果律
失敗の擬似体験をしてみる
成功のシナリオ作り
会社の体質とプランニング
いよいよ行動の時

4 飛躍への妙案

しばしの沈黙
売れないはずがない
新しい発想の糸口
問題の根源は何か  戦略プロフェッショナルの要諦❽──リーダーの戦略思考と腕力
リーダーシップの確立
「考える集団」へ
組織の葛藤
老会長との直談判

戦略ノート:戦略はシンプルか
ルート1目指す
戦略は本当に実行可能か
意図的に組織を揺さぶる
ギャップを埋める戦略
実戦的「戦略プロフェッショナル」の条件
戦略は十分にシンプルか

5 本陣を直撃せよ

最後の一押し
攻撃目標はどこか
市場をセグメントする
セグメントの魅力度
最終のセグメンテーション
行動成果を追いかけるシステム  戦略プロフェッショナルの要諦❾──セグメンテーション
いよいよ戦闘開始

戦略ノート:絞りと集中
企業戦略は「絞り」の道具
セグメンテーションの効果
セグメンテーションのシンプルさ
セグメンテーションの「はずだ」連鎖
しつこいフォロー

6 戦いに勝つ

勝ちどき
強敵の出現  戦略プロフェッショナルの要諦❿──戦略リーダーシップの移行と部下育成
マーケットシェアの逆転
プロテック事業部の成長
トップダウンからの脱却  戦略プロフェッショナルの要諦⓫──戦略的組織のバランス

戦略ノート:経営のプロフェッショナルとは

エピローグ 30代のチャレンジ

人間臭さと戦略
不安定のなかを生きる
自分をストレッチする
30代の一徹さ

あとがき

 

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『戦略プロフェッショナル』とは?あらすじ・要約・概要

『戦略プロフェッショナル』とは、ミスミ社長である三枝匡さんが書かれた本です。

 

目次を読めば明らかなとおり、『戦略プロフェッショナル』は、ストーリー形式で経営のコツが書かれている本です。

 

主人公である広川洋一が、日本有数の鉄鋼メーカーである第一製鉄から出向して、関連会社の新日本メディカルの事業再生を手がけます。

 

『戦略プロフェッショナル』に登場する広川洋一ですが、三枝匡さんさんご自身がモデルとなっています。

 

『戦略プロフェッショナル』は、Amazon評価数・レビュー数が100を超える、注目されている本です。

 

それゆえ、『戦略プロフェッショナル』の読書感想文を書いたブログは、ネットに多数あります。

 

以下、私が『戦略プロフェッショナル』を読んで、特に刺さった3つの文章を紹介します。

『戦略プロフェッショナル』で刺さった3つの内容

私が『戦略プロフェッショナル』を読んで、特に刺さった内容は、以下の3つです。

<『戦略プロフェッショナル』で刺さった3つの内容>

・日本企業は経営経験を積みにくい体質である

・あるセグメンテーションでNo.1を目指せ!

・粗利益率の低いビジネスをしてはいけない理屈

 

それぞれについて、説明していきます。

日本企業は経営経験を積みにくい体質である

企業経営について言えば、今、日本企業は深刻な「経営者的人材の枯渇」に見舞われている。

集団主義は、これまでの日本企業の強みを生み出す基礎になってきた。

しかしそれがために、個人が若いうちからあえてリスクを背負い、冷や汗をかきながら経営経験を積んでいくという機会が、必然的に遠のいてしまった。

(中略)

もし日本と米国それぞれのビジネスマンが蓄えた経営経験の総量を数値化することができるとすれば、その差は両国のGNPの比どころではない。

多分、米国のほうが、二〇倍か三〇倍も大きく、同じ比較を二〇代から三〇代の若年層に限って行えば、数十倍の差がついているはずである。

 

『戦略プロフェッショナル』 P14〜15より

 

日本企業で働くと、経営経験をほとんど積めないそうです。

 

経営経験が積めないと、独立するときに困ります。

 

会社にいるなかで、経営経験がないことのデメリットは分かりません。

会社なんて、上から言われたことを粛々とこなしていれば良いだけの場所程度にしか思っていません。

 

でも、今の日本企業は、経営経験のある社員が多くないと、いずれやっていけなくなるのでしょうね。

 

私は、日本企業全体が経営経験を積めない社畜養成所だとはいいません。

 

しかし、私が辞めたあのパワハラ企業に関して言えば、経営経験は全くできません。

あそこに居続けると、自分で物事を考えられないロボットになると思っています。

 

そういう人間に成り下がるのが怖くて、同期がどんどん辞めていきました。

私は7年間あのパワハラ企業で働きましたが、7年間で同期の半分以上(100人以上)が転職していきました。

 

今あの会社に残っているのは、約5%が昇進組、残りの95%が無気力状態で居残っている感じです。

まともな人間はほとんど残っていません。

 

経営経験を積める以前の問題で、すでに崩壊しています。

 

それでも、会社は成り立つのです。

東証一部上場企業の体力はすごいと思います。

あるセグメンテーションでNo.1を目指せ!

「でも事業には、成功のための最低限の成長ラインがあるようです。

爆発的に成長している市場の場合は、自社がたとえ年六〇%という驚異的成長率を遂げても、最後には負け戦になることがありますからね」

(中略)

「はい、でも最後まで全面戦争にこだわらなければ、何とか勝ち抜くことができるかもしれませんね」

(中略)

「つまり局地戦争に持ち込むということです。事業の絞りです。経営戦略論でセグメンテーションと呼んでいるやつです」

(中略)

ビジネスはどんなセグメンテーションでもいいから、その分野でナンバーワンになるのが勝利のコツのようです。

 

『戦略プロフェッショナル』 P28〜29より

 

現在私が取り組んでいるブログに使える知識であると思い、紹介させて頂きました。

 

ビジネスは、あるセグメンテーションで、ナンバーワンになるのが勝利のコツのようです。

 

ブログで言えば、脱毛や仮想通貨や青汁など、特定の分野でナンバーワンになることでしょう。

 

どの分野でも強敵が必ずいますので、ナンバーワンになるのは非常に難しいです。

 

だから、需要があるけど他のブロガーに知られていないセグメンテーションを探して、ナンバーワンを目指すのがよいかと。

 

私もそういうセグメンテーションを探しています。

簡単に見つかるものではありませんが、ブルーオーシャン市場が発掘できるまで、やり続けます。

粗利益率の低いビジネスをしてはいけない理屈

広川は、ビジネス・スクールの教授から、米国のベンチャー・キャピタリストがリスクの高い投資をする時に、その事業の粗利益率を非常に気にすると聞いていた。

粗利益率の低い事業は、働いても畑里当ても、利益が出にくい。

しかも赤字になる時は、簡単にそうなってしまう。

粗利益が低い原因は一つしかない。

コストに比べて、十分に高い価格がつけられないからだ。

なぜ価格を高くつけられないかと言えば、単純な話で、お客の認めてくれる価値がそれだけしかないからだ。

そんな事業は、コストを画期的に下げられる見通しがない限り、構造的に魅力のない事業である可能性が高い。

だから、なけなしの経営資源を粗利益率の低いプロジェクトに注ぎ込んでしまうのは、絶対に要注意なのである。

 

『戦略プロフェッショナル』 P73より

 

粗利益率の低いビジネスをしてはいけない。

 

粗利益率とは、売上(価格)から経費を引いて、売上で割った金額のことです。

 

価格を低く抑えれば、商品は売れやすくなりますが、粗利益率が下がります。

商品が売れなくなると、売上(価格)から経費を引いた金額がマイナス、つまり簡単に赤字になってしまいます。

 

粗利益率の低いビジネスをすると、赤字のリスクが常につきまとうのです。

 

だから、価格を下げないと売れないような商売をするべきではありません。

 

ホリエモンこと堀江貴文さんは、「儲かるビジネス、4つの原則」を提唱されています。

 

1、利益率の高い商売

2、在庫をできるだけ持たない商売

3、月極めで定額の収入が入る商売

4、大資本の要らない商売

 

この4つの原則を満たすビジネスが、儲かるビジネスです。

 

ブログやアフィリエイトは、上の4つの原則を全て満たします。

粗利益率の高い商売ができるのです。

 

非常に魅力的なビジネスですね。

 

といっても、ブログやアフィリエイトは、即金性が非常に低いです。

最初の売上が出るのに1年以上かかるのは、ザラですから。

 

それでも、利益率がほぼ100%なので、ある程度売上が出れば、ブログで食べていけるようになります。

 

私もブログで生計を立てるべく、こうして毎日記事を書いています。

 

いつこういうふうになれるのか分かりませんが、家庭教師のアルバイトをやりながら、これからもコツコツ記事を書いていきます。

 

以上、『戦略プロフェッショナル:シェア逆転の企業変革ドラマ』(三枝匡)(日経ビジネス人文庫)の書評でした。

 

『戦略プロフェッショナル』は、Amazon評価数・レビュー数が100を超える、注目されている本です。

 

楽天などの通販サイトでも、、『戦略プロフェッショナル』の在庫が多数あります。

 

しかし、『戦略プロフェッショナル』は、Amazonにて、中古の文庫本が安く買えます。

 

電子書籍であるKindle版もありますので、Amazonがオススメです。

 

以下、『戦略プロフェッショナル』のAmazonの販売ページです。

 

 

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