『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』(大嶋信頼 著)の書評です

 

『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』の暗示と呪文は使えない

『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』は、心理カウンセラーの大嶋信頼 先生が書かれた本です。

 

本のタイトルのとおり、不安を一瞬で取り除く方法が書かれている本です。

 

どうやって、不安を取り除くのかというと、不安が湧いてきたら、暗示と呪文を唱えます。

 

しかし、『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』で紹介されている、この暗示と呪文、使えるとは思えませんでした。

『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』の暗示と呪文の例

以下に、『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』の暗示と呪文の例を紹介します。

<『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』の暗示と呪文 例>

以下のことを、7回頭の中で唱えます。

・「血糖値の調和!」

・「自分の感覚の解放!」

・「自分自身の統合!」

・「美と真実のバランス!」

・「唯我独尊の喜び!」

・「人々の優しさ!」

・「基本的信頼感の充足!」

 

『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』 より

 

いかがでしょうか。

 

「何だこれ?」と思いませんでしたか?

この暗示と呪文で、不安が軽減されるとは思えません。

 

不安解消法としては、『神さまとのおしゃべり』のほうが使えると私は思います。

 

『神さまとのおしゃべり』では、

ネガティブな気分になるのは悪いことではなく、ネガティブな気分になったことに罪悪感を感じるのが悪い、

と紹介されています。

 

明らかにこちらの教えの方が、使えると思いますがいかがでしょうか?

 

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『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』の事例は使える!

このように、『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』で紹介されている、暗示と呪文は使えるとは思えません。

 

しかし、『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』にある、「不安になる事例」が的を得ており、使えると思います。

 

反応しない練習』にも書かれているとおり、不安を収めるのに効果的なのは、「気づくこと」でしょう。

 

「あ、私、ネガティブな気分になっている」と気づくことができると、不安は大分軽減されるはずです。

 

どんなことが起こるとネガティブな気分になるのかについて、

『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』にある、「不安になる事例」が使えます。

『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』にある不安になる事例

以下に、「不安になる事例」を2つ紹介します。

「自分が書きたい本が書けたんだから、それだけでいいじゃない!」と思うのです。

でも、やっぱり、周りの人がどのように思っているのか、私の本を読んで私のことをどう思っているのかが気になってしまいます。

そして、相手がちょっとでも言葉につまったり、表情が曇ったりしたら、「ちゃんと評価されていない」「馬鹿にされている」と思ってしまい、苦しくなって、「自分を正しく評価してくれる人」を探したくなります。

 

『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』 P110より

 

よくある相談が「メールの返事がこないと、嫌われたのかと思ってすごく気になる」というものです。

(中略)

「書き方が悪くて相手の癇に障っちゃったのかな?」とか「何か失礼なことを書いちゃったのかな?」と不安になって、何度も自分が書いたメールを読み直します。

「なんでこんなことで不安になっちゃうのかな?」と、相手の気持ちを考えるのに嫌気がさすのですが、返信が来るまでずっと悶々としてしまうのです。

(中略)

でも、メールの返信で不安が膨らんでいくときは、さらに別の「かまってもらいたい!」というタイプの可能性があります。

 

『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』 P130〜131より

 

相手が会話につまったり、メールの返信が遅かったりして不安になる事例を紹介しました。

 

私はむかし、車で自己表現をする人間でした。

立派な車に乗っていれば、女の子から「すごい!」と思われると思い込むおバカさんでした。

 

でも、実際に愛車レガシィツーリングワゴンを、女の子に見せても、「はぁ、すごいね・・・」としか言われませんでした。

 

このとき、自分を否定されていると感じて、かなり傷つきましたね。

そして、「俺の望む反応をしないこの女はクズだ」と逆恨みまでする始末でした。

 

実際は、女の子が車に興味がないだけだっただけです。

受け止め方は人それぞれですから、「すごい!」と言えと強要するのは傲慢でしょう。

 

私は『となりの億万長者』を読んで、車は金食い虫だと理解して、レガシィツーリングワゴンを手放しました。

 

今は軽自動車のワゴンRを乗っています。

 

車は今でも好きですが、高級車に乗っている人が凄いとは思えません。

むしろ、維持費がかかって大変だなと同乗しちゃいます。

 

車への興味が薄れたいま、あのとき女の子に腹を立てた自分が大人げなかったなと反省しています。

 

話が逸れましたが、上記の『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』の2つの事例は、なかなか使えるものだと感じます。

 

そして、不安は会話能力に制限をかけるそうです。

 

『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』の内容を引用します。

「不安って、会話能力にも制限をかけていたんだ!」と嬉しくなってきます。

(中略)

“不安”が制限をかけていたせいで、本来の能力が発揮できていなかっただけなのです。

 

『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』 P49〜50より

 

不安になるのは、何一つよいことがありません。

 

精神科医の樺沢紫苑先生も、『「苦しい」が「楽しい」に変わる本』で「先のことは考えてはいけない」と仰っています。

 

第三者になったつもりで自分の状態を観察する認知能力ことを、メタ認知と言います、

 

ネガティブな気分になっている自分に気づくことで、不安は軽減されるはずなので、自分とよく向き合ってみましょう。

 

以上、『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』を簡単に紹介しました。

 

この本は、暗示は使えませんが、紹介されている事例が的確です。

 

その事例を知るだけでも、『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』は買う価値がありなのではないでしょうか。

 

興味がある方は、是非ご一読を!

 

 

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