「溶ける」(井川意高 著)の書評です。

 

「溶ける」とは

「溶ける」とは、大王製紙前会長の井川意高さんが書かれた本です。

 

井川意高さんは、大王製紙の子会社の余裕資金106億円をカジノに費やし、背任罪で逮捕された方です。

いわゆる「大王製紙事件」です。

あなたもご存じなのではないでしょうか。

 

「溶ける」を読んで、ギャンブルは恐ろしい魔物だと、よく分かりました。

 

井川意高さんは、筑波大附属駒場高校→東大法学部→大王製紙会長と、エリート街道を歩まれたインテリです。

我々とは、頭の出来が違う人です。

 

ギャンブルは、そんなインテリですら狂わせるのです。

 

東大を卒業して大王製紙会長にまで上り詰めたエリートである井川意高さんが、何故ギャンブルに狂って、会社のカネ106億円も使い込む犯罪を犯したのか。

 

「溶ける」には、その心の経緯が書かれています。

 

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「溶ける」で得た3つの気づき

私が「溶ける」を読んで、特に感銘を受けたのは、以下の3つです。

<「溶ける」で得た3つの気づき>

・幸せのかたちは人それぞれ

・正しい努力をせよ。でもそれで100%成功する訳じゃない

・強迫気質は損。ちゃんと休もう!

 

それぞれについて、説明していきます。

幸せのかたちは人それぞれ

世の中は善か悪、白か黒の二元論では決まらない。

真っ黒なものもあれば真っ白なものもあり、黒っぽい白、白っぽい黒もある。

グラデーションのようにさまざまな考え方をもった人間が交錯しながら、世の中は成り立っている。

同じ人間であっても、立場が変わればモノの見方だって変わってくる。

二元論で答えを決めつけてしまえるほど、人間は単純な生き物ではない。

 

「溶ける」 P51より

 

考え方は、人それぞれ。

皆が皆、同じ考えを持っているわけじゃない。

 

多様性を受け入れようということですね。

 

「溶ける」のこの文章を読んで、私は、「幸せの形は人それぞれ、みんな違う幸せ像を持っているんだ」と思いました。

 

某有名ブロガーと、それを支援する方々が、「サラリーマンの仕事はクソ」だと、ブログやTwitterで頻繁に煽っています。

サラリーマン批判に腹を立てた方々が反論して、しょっちゅう炎上騒ぎになっています。

 

私も、新卒で入社した会社でパワハラを受けまくってきたので、サラリーマンの仕事は嫌いです。

この炎上ブロガーの意見にm共感できる部分も多々あります。

 

でも、自分の経験だけでサラリーマンを批判するのは間違えだと思います。

 

サラリーマンの仕事に、幸せを感じる人もいるでしょう。

 

大変だけどやりがいのある仕事だって、きっと存在するはずです。

マトモな人格の上司だって、この世にきっと存在するはずです。

 

サラリーマンの仕事の全てがクソだとは、言い切れないはずです。

 

二元論で語れるほど、世の中は単純ではありません。

 

自分の意見が100%正しくて、それに従わない奴はみんなクソ。

こういう思想は危険ですので、止めた方が良いでしょう。

 

幸せの形は人それぞれですから。

 

この炎上ブロガーのように、人を見下すような発言をくり返すと、いつかもっと痛い目に遭う気がします。

正しい努力をせよ。でもそれで100%成功する訳じゃない

たいがいの仕事は努力しなければ結果は出ないが、同時に努力したからといって必ずしも結果が出るわけでもない。

ならば、結果はどうであれ、努力するなら正しい努力をしなければ意味がない。

「溶ける」 P117〜118より

 

結果を出すためには、努力が必要。

でも努力して、100%成功する保証はどこにもない。

正しい努力を続けることが重要だ。

 

深く厳しいお言葉ですね。

井川意高さんは、非常にストイックな方だと思います。

このストイックさ(強迫気質)が祟って、ギャンブルにのめり込んだらしいですが・・・。

 

ブログにおける「正しい努力」とは、記事を毎日書くことです。

答えはハッキリしています。

 

ブログを続けないと、稼げるようになりません。

 

もちろん、毎日記事を書くのは、容易なことじゃありません。

 

東大教授で投資家の本多静六先生は、一日一ページ(448文字)の文章執筆を25才から85才まで継続さ、370冊以上の本を世に送り出しました。

 

本多静六先生著書、「私の財産告白」には、こう書かれています。

『これには、貯金と同じようにあくまでも忍耐と継続が大切で、最初はずいぶん苦しかったが、断然やり抜いた。』

 

東大教授のエリートですら、毎日文章を書くのは辛いのです。

 

毎日記事を書くのが辛いのは、みんな一緒なのです。

 

そして、毎日記事を書いても、稼げる保証はどこにもありません。

でも、それをやらないと、稼げるようにはならない。

だから、やらなきゃならない。

 

厳しいですが、毎日記事を書けば、きっと何かが開けてくると信じて、頑張るしかありません。

強迫気質は損。ちゃんと休もう!

ギャンブルをやっているときの私は強迫気質そのものだ。

現地で20時間プレイできる時間があるとして、前半の10時間で億単位の勝ちに終わったとしよう。

「残りの10時間はゆっくり食事をし、酒でも飲みながら過ごそう」とは考えない。

「今までの10時間で種銭が倍になったのだ。あと10時間プレイすれば、今もっているカネがさらに倍に膨らむかもしれない」と考える。

 

「溶ける」 P255より

 

1日のなかで、起きている時間の全てを仕事に使わないと気が済まない。

これも、強迫気質でしょう。

 

私も、強迫気質だと思います。

 

休むヒマがあるなら読書しないとならない、働かなきゃ自分を保てない、だから休むことは許されない。

 

こう自分を追い詰め、疲れてしまうことが多々あります。

 

午前中に記事を書いたら、あとは遊べばいいんです。

せっかく会社を辞めて自由なのですから、自由を謳歌すればいいんです。

 

午前中は脳のゴールデンタイムなので集中して仕事できます。

けど、午後は脳の活性が下がり、良い仕事が出来ません。

だから、午後は温泉にでも行って、ゆっくりするべきです。

 

でも、これがなかなか出来ない。

私は人からよく「真面目」だと言われますが、悪く言えば「強迫気質」でなのしょうね。

 

しかし「強迫気質」なのは、何一つメリットがありません。

 

いずれ疲れて、記事を書くのを止めてしまうからです。

止めたらお金になりません。

続けなくてはならないのです。

 

休むときに休んで、全力で仕事する。

こういうメリハリを持つことが大切です。

 

自分は強迫気質なんだと自覚して、きちんと休むようにしたいです。

 

以上、「溶ける」(井川意高 著)を簡単に紹介しました。

 

興味がある方は、是非ご一読を!

 

 

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