『決断力』(著者:羽生善治)(出版社:角川書店)の書評です。

 

『決断力』(羽生善治)のあらすじ

『決断力』とは、プロ将棋士として有名な羽生善治さんが書かれた本です。

 

将棋において、勝負の分かれ目にある集中力と決断力。

将棋の勝負師はいかにして直観力を磨いているのか?

 

数多くの名勝負を体験してきた羽生善治さんが、勝負の極意を『決断力』で公開されています。

 

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『決断力』(羽生善治)の次は『大局観』を読もう

羽生善治さんの著書のなかで、とくに有名なのが『大局観』です。

 

私も『大局観』を読みました。

 

『大局観』は内容が比較的難しいですが、『決断力』を読むとかなり理解が進みます。

 

『決断力』の内容が気に入ったら、合わせて『大局観』も読むとよいでしょう。

『決断力』(羽生善治)で刺さった3つの名言

私が『決断力』を読んで、特に刺さった名言は、以下の3つです。

<『決断力』で刺さった3つの名言>

・物事を簡単に単純に考えること

・直感の7割は正しい

・ペースを落としてでも続けること

 

それぞれについて、説明していきます。

物事を簡単に単純に考えること

一般社会で、ごちゃごちゃ考えないということは、固定観念に縛られたり、昔からのやり方やいきさつにとらわれずに、物事を簡単に、単純に考えるということだ。

私は、「キスで行け」、つまり、簡単に、単純に考えることは、複雑な局面に立ち向かったり、物事を推し進めるときの合い言葉になると思う。

そう考えることから可能性が広がるのは、どの世界でも同じであろう。

 

『決断力』 P24〜25より

 

物事を簡単に単純に考えることが重要である。

 

難しく考えても、解決しないことのほうが多いです。

 

私も物事が解決するとき、

「あ、なんだ、こんな簡単なことでいいんだ」

と思うことが多かったです。

 

とくに、会社を辞めたときは、「あ、なんだ、辞めちゃえばいいんだ」というノリで辞めました。

 

私は、北大大学院を卒業して、東証一部上場のIT企業に新卒で入社しました。

世間では、そこそこ有名な会社です。

 

しかし、この会社、ド・ブラック企業でした。

でも私は、せっかく入社した会社を辞めるのが惜しくて、辞められずにいました。

 

辞めるということは、過去の自分の選択が誤っていたと認めることになるからです。

 

だから、仕事を1年近く与えられず放置されても、意地になってしがみついていました。

 

「辞めたい自分」と「辞められない自分」との葛藤で、精神がかなり消耗していました。

 

しかし、母から「そんなゴミクズみたいな会社、辞めちゃえば?」と言われ、目が覚めました。

 

「そうだよな。俺の会社クズだし、いる価値ないよな」と。

 

単純に考えて、私がいた会社はド・ブラック企業、ゴミ会社でした。

 

それを認められた私は心が晴れて、ノリで辞めました。

 

私は7年間も、この会社に時間を浪費してしまいました。

もっと物事を単純に考えられる人間だったら、もっと早くに辞められたでしょう。

 

物事を単純に考えられると、時間などのコストを節約できます。

 

時間はお金以上に貴重な資源です。

絶対にムダにしてはいけません。

 

会社での反省を踏まえ、今後私は、悩んだり迷ったりしたら、物事を簡単に単純に考えるようにしたいです。

直感の7割は正しい

直感の7割は正しい

私は、人間の持っている優れた性質の一つは、直感力だと思っている。

というのも、これまで公式戦で千局以上の将棋を指してきて、一局の中で、直感によってパッと一目見て「これが一番いいだろう」と閃いた手のほぼ七割は、正しい選択をしている。

(中略)

直感力は、それまでにいろいろ経験し、培ってきたことが脳の無意識の領域に詰まっており、それが浮かび上がってくるものだ。

まったく偶然に、何もないところからパッと思い浮かぶものではない。

たくさんの対局をし、「いい結果だった」「悪い結果だった」などの経験の積み重ねの中で、「こういうケースの場合はこう対応したほうがいい」という無意識の流れに沿って浮かび上がってくるものだと思っている。

 

『決断力』 P58〜59より

 

直感の7割は正しい。

直感に従って生きるようにしよう、ということです。

 

直感は、潜在意識からのメッセージなのだそうです。

 

意識には、我々が認識している顕在意識と、認識していない潜在意識があります。

 

潜在意識は、顕在意識の100万倍〜1000万倍もの情報を処理しているそうです。

 

つまり、潜在意識は、顕在意識よりはるかに優れた存在なのです。

 

直感は潜在意識からのメッセージなので、ぜひ活用するべきでしょう。

 

なお、潜在意識の上手い活用方法については、

石井裕之さんの著書『人生を変える!「心のブレーキ」の外し方』と『ダメな自分を救う本』に詳しく書かれています。

 

よければ、ご一読ください。

ペースを落としてでも続けること

報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。

(中略)

さらに、ペースを落としてでも続けることだ。

無理やり詰め込んだり、「絶対にやらなきゃ」というのではなく、一回、一回の集中力や速度、費やす時間などを落としても、毎日、少しずつ続けることが大切だ。

無理して途中でやめてしまうくらいなら「牛歩の歩み」にギアチェンジしたほうがいいと思っている。

 

『決断力』 P171〜172より

 

上の引用文で特に刺さったのは、「牛歩の歩み」です。

 

物事は、継続することで成功することができます。

 

ブログもそうです。

毎日記事を書き続けた人が、成功するビジネスなのです。

 

だから私も、こうして毎日コツコツと記事を書いています。

 

しかし、これができなくて、多くのブロガーが散っていきます。

継続するのは、非常に大変なことなのです。

 

このとき、羽生善治さんのお言葉「牛歩の歩み」が使えます。

 

少しでもいいから事を進める、1ミリでもいいから事を進めることが重要なのです。

 

私も、記事を書くのがダルい日がよくあります。

いつもは2〜3記事は書いていますが、こういう日は1記事だけ書いて止めにしています。

あとは、適当に読書をしてのんびり過ごしています。

 

このように、「牛歩の歩み」でブログを運営しています。

 

継続するのが辛くなったら、「牛歩の歩み」でやることを自分に許可しましょう。

 

1ミリでも事を進めた自分を褒めましょう。

やったもの勝ちなのです。

 

一度にたくさんやるのではなく、毎日コツコツやることが重要です。

 

以上、『決断力』(著者:羽生善治)(出版社:角川書店)の書評でした。

 

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電子書籍であるKindle版もありますので、Amazonがオススメです。

 

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