『読書力』(齋藤孝 著)の書評です。

 

『読書力』の目次

まず、『読書力』の概要をざっくり知って頂くために、目次を紹介します。

<『読書力』の目次>

まえがき

序 読書力とは何か

Ⅰ 自分をつくる-自己形成としての読書

1 複雑さを共存させる幅広い読書
2 ビルドゥング(自己形成としての教養)
3 「一人になる」時間の楽しさを知る
4 自分と向き合う厳しさとしての読書
5 単独者として門を叩く
6 言葉を知る
7 自分の本棚を持つ喜び
8 繋がりながらずれていく読書
9 本は背表紙が大事
10 本は並べ方が大事
11 図書館はマップづくりの場所
12 経験を確認する
13 辛い経験となる読書
14 人間劇場
15 読書自体が体験となる読書
16 伝記の効用
17 ためらう=溜めること
18 「満足できるわからなさ」を味わう

Ⅱ 自分を鍛える-読書はスポーツだ

1 技としての読書
2 読み聞かせの効用【ステップ1】
3 宮沢賢治の作品が持つイメージ喚起力
4 自分で声に出して読む【ステップ2】
5 音読の技化
6 音読で読書力をチェックする
7 読書は身体的行為である
8 線を引きながら読む【ステップ3】
9 三色ボールペンで線を引く
10 読書のギアチェンジ【ステップ4】
11脳のギアチェンジ

Ⅲ 自分を広げる-読書はコミュニケーションの力の基礎だ

1 会話を受けとめ、応答する
2 書き言葉で話す
3 漢語と言葉を絡ませる
4 口語体と文語体を絡み合わせる
5 ピンポンと卓球
6 本を引用する会話
7 読書会文化の復権
8 マッピング・コミュニケーション
9 みんなで読書クイズをつくる
10 本を読んだら人に話す
11 好きな文を書き写して作文につなげる
12 読書トレーナー
13 本のプレゼント

文庫百選 「読書力」おすすめブックリスト

 

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『読書力』(齋藤孝 著)とは?あらすじ・要約

『読書力』とは、明治大学文学部教授の齋藤孝先生が書かれた本です。

 

本を読むことの意義は何か?

 

この、なかなか答えにくい問いに対し、『読書力』では、「読書によって〜の力がつく」というかたちで答えています。

 

例えば、読書によって、コミュニケーションの力、人間を理解する力がつくのです。

 

『読書力』では、自分をつくり、鍛え、広げることが、読書とどう結びついているのかを述べ、読書の本質を見つめています。

 

『読書力』ジャンルは、ビジネス書です。

 

『読書力』には、名言がたくさん書かれています。

 

たとえば、「満足できるわからなさ」を味わうのが、読書の醍醐味だという名言が有名です。

 

『読書力』の巻末で紹介されている、文庫百選リストの100冊は、是非とも読んでおきたい本ばかりです。

 

齋藤孝先生の『読書力』は、Amazon評価数・レビュー数が200近くある、注目されている本です。

 

それゆえ、『読書力』の読書感想文や、内容を紹介したブログがネットに多数あります。

『読書力』で刺さった3つの内容

私が『読書力』を読んで、特に刺さった内容は、以下の3つです。

<『読書力』で刺さった3つの内容>

・読書では師匠がマンツーマンで語ってくれる

・読書の幅を広げることが重要である

・読書は自分を癒やす効果がある

 

それぞれについて、説明していきます。

 

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読書では師匠がマンツーマンで語ってくれる

私は本を読むときに、その著者が自分ひとりに向かって直接語りかけてくれるように感じながら読むことにしている。

高い才能を持った人間が、大変な努力をして勉強をし、ようやく到達した認識を、二人きりで自分に丁寧に話しかけてくれるのだ。

いくら高くても高すぎるということはない。

現実にはそれが数百円なのだから、話を聴かない手はない。

昔の日本の師弟関係のように、先生の話を正坐して一人で弟子として聴かせてもらう。

これは、贅沢な時間だ。

 

『読書力』 P15〜16より

 

脳科学者の茂木健一郎先生は、著書『頭は「本の読み方」で磨かれる』にて、本は著者の英知の全てが詰まっていると仰っています。

 

それだけ、本の中身は密度が濃いのです。

正直申し上げますと、数万円する情報商材よりも、市販の本の方が価値が高いです。

 

その貴重な情報が、数百円〜1,800円程度で手に入るのです。

 

これは、破格の価格でしょう。

 

本は、著者が我々にマンツーマンで指導をしてくれるのです。

著者のすべてを出し切って。

 

あとは、あなたの読解力しだいです。

 

多読をして読解力を磨いていくことで、著者が言うことを、より多く吸収することができます。

 

サラリーマンの方ですと、忙しくて読書に時間を割けないかもしれません。

 

でも、読書をすれば絶対に視野が広がりますので、やるべきです。

 

最低でも、週に1冊くらいは読んで頂きたいです。

通勤時間にスマホをいじるのを止めて、読書をしてみませんか?

読書の幅を広げることが重要である

読書の幅が狭いと、一つのものを絶対視するようになる。

教養があるということは、幅広い読書をし、総合的な判断を下すことができるということだ。

目の前の一つの神秘にすべて心を奪われ、冷静な判断ができなくなる者は、知性や教養があるとは言えない。

私は大学時代、神秘主義的な団体を調査したことがある。

入信している人たちは決まって、あるところで思考停止をしていた。

絶対的な価値観を一つ受け入れ、他を否定する思考パターンに陥っていた。

読書の幅も限られていて、自分たちの教義に合致するものが選ばれ推奨された。

それと食い違う場合には、憎むべき悪書として攻撃していた。

 

『読書力』 P51より

 

私がかつて、ニュースキンビジネスという犯罪に手を染めていたときを思い出させる文章です。

 

ニュースキンのセミナーでは、自称成功者が勧める本は、絶対に読まねばならないと命令されていました。

 

そして、それ以外の本は「悪」であるので、読んではならないと命令されていました。

 

齋藤孝先生のこのお言葉を読んで、やはりニュースキンは宗教であると確信しました。

 

1つの価値観が絶対であるなんて、ありえません。

その思考は、危険です。

 

アイディアとは、情報の組み合わせです。

つまり、さまざまな価値観から出た情報を吸収しないと、アイディアは生まれないのです。

 

私もクリエイティブな仕事をしているつもりでいます。

だから、多読をしてさまざまな価値観を学んでいきたいです。

読書は自分を癒やす効果がある

自分と同じ経験、同じ考えを持つ著者と巡り会うことで、肯定されるだけでなく、自分よりも辛い経験が書かれている本を読むことで、落ち着いて自分を見直すこともある。

たとえば、失恋をするとか、親しい人を亡くすとか、試験に落ちるといった辛い経験をしたとする。

それと同じような経験をもっと悲惨な形で経験した者の本を読むと、自分の経験などは大したことはなかったんだと慰められる。

自分の経験を唯一絶対のものだと思う気持ちから離れることができる。

 

『読書力』 P89〜90より

 

自分と同じ経験をした著者と出会うことで、癒やされます。

 

自分よりも辛い経験をした著者と出会うことで、自分の経験なんて大したことがないと、前向きになれます。

 

私は、父親が多重債務者で、かつて自己破産寸前まで追い詰められたことがあります。

私の家庭は、お金で辛い思いをしてきています。

 

でも、西原理恵子さんの著書『この世でいちばん大事な「カネ」の話』には、もっと悲惨な事例がたくさん書かれています。

 

私はこの本を読んで、心が癒やされました。

そして、私の家庭の出来事は、西原理恵子さんと比べれば、大変ではなかったと安心できました。

 

今、母は父親と離婚して、私も父親と完全に縁を切っています。

借金をする寄生虫からの脅威が無く、平和な毎日を送っています。

 

今が平和ならそれで良いと、西原理恵子さんの本を読んで、前向きな気持ちになれました。

 

このように、読書をすることで、自分を癒やすことができます。

 

あなたも、もし辛い経験をしてきたのなら、同じような経験をしてきた著者の本を読んでみましょう。

 

きっと、救われるヒントが書かれてるはずですから。

本は、著者の全てが詰まっていますよ!

 

以上、『読書力』(齋藤孝 著)の書評でした。

 

齋藤孝先生の『読書力』は、Amazon評価数・レビュー数が200近くある、注目されている本です。

 

それゆえ、楽天などの通販サイトでも、『読書力』の在庫が多数あります。

 

売れている本なので、ブックオフで古本が入手できる可能性が高いです。

 

しかし『読書力』は、Amazonにて、中古の文庫本が安く買えます。

 

電子書籍であるKindle版もありますので、Amazonがオススメです。

 

なにも『読書力』を定価(価格700円+税)で買う必要はないでしょう。

 

以下、齋藤孝先生の『読書力』のAmazonの販売ページです。