『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』(ちきりん 著)の書評です。

 

『ゆるく考えよう』の目次

まず、『ゆるく考えよう』の内容をざっくり知って頂くために、目次を紹介します。

<『ゆるく考えよう』の目次>

1 ラクに生きる
◆目標は低く持ちましょう!
◆人生は早めに諦めよう!
◆退屈な時間を楽しもう
◆多数派が正しいわけではない
◆人生の主役を生きる
◆日本はすばらしい国
◆日本はアジアのイタリアに

2 「自分基準」で生きる
◆仕事・家庭・趣味「3×3分割図」で人生設計
◆「ヒマだからやっていること」との遭遇
◆欲望を取り戻せ!
◆「一点豪華基準」で選ぼう!
◆「やめる」決断ができれば「はじめられる!」
◆人生の先輩の助言は、聞くべきなのか
◆自分に近いものにこだわりすぎるのはやめよう!

3 賢く自由に「お金」とつきあう
◆10年以上のローンはダメです
◆大半の保険は不要
◆維持費が蝕む自由
◆稼ぐべきとき、払うべきとき
◆情報商材はなぜ売れるのか?
◆宗教の定義
◆大事なものはコストで決めない
◆貯蓄が増えない理由と、体重が減らない理由
◆「所有」という時代遅れ
◆防災グッズは必要?

4 仕事をたしなみ、未来をつくる
◆若者、アウト!
◆災い転じて福となそう
◆「逆バリ」と「先読み」
◆「ゴールドカラー」の登場
◆勝てる市場を選ぶ
◆「成長したい!」だけではダメ
◆インプットを最小化する
◆「人脈づくり」はたぶん無意味です
◆能力のない人へのアドバイス4つ
◆アドバイスの正しいもらい方
◆「できる人」のタイプ

5 ストレスフリーで楽しく過ごす
◆おいしい人生
◆お酒と恋愛のマジックパワー
◆コミュニケーション成立比率
◆分を知る
◆相手の受信体を理解する
◆性格は変えられる
◆自分にとっての「妥当な値段」
◆運命と戦うか、受け入れるか
◆結婚するもしないも個人の自由
◆「自分の表現方法」と出会う
◆旅の効用

おわりに
◆自由であること
◆楽観的であること―「よかった確認」

 

『ゆるく考えよう』は、Amazon評価数・レビュー数が100を超える、注目されている本です。

 

口コミサイトである読書メーターでも、『ゆるく考えよう』のレビューが多数投稿されています。

 

それゆえ、『ゆるく考えよう』の読書感想文を書いたブログが、ネットに多数存在します。

 

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『ゆるく考えよう』で刺さった3つの内容

私が『ゆるく考えよう』を読んで、特に刺さった内容は、以下の3つです。

<『ゆるく考えよう』で刺さった3つの内容>

・諦めたほうが人生が楽になることもある

・「充実した休日」なんていらない

・人生の先輩にも謙虚に耳を傾けよう

 

それぞれについて、説明していきます。

諦めたほうが人生が楽になることもある

それなのに「すべての人に同じだけのチャンスがある」などと思い込み、諦めずにずっと必死で働き続けることが「不幸の元」なのです。

諦めていないと、人は頑張りますから。無駄なのに・・・。

(中略)

しかし客観的に見れば、「周りより仕事が遅いみたいだ、出世するのは無理かも」と思った人は、職場での評価にこだわるより早めに別の人生の楽しみ方を覚えたほうが楽しく生きられるはずです。

(中略)

過大で過分な夢を持たないこと、それが楽しく生きるための知恵となるのです。

 

『ゆるく考えよう』 P26〜28より

 

人生諦めも大切。

過大で過分な夢を持たないことが、楽しく生きるコツである。

 

新入社員だった頃の私に言いたい言葉です。

 

北大大学院を卒業して、東証一部上場のIT企業に入社したとき、私は「社畜」そのものでした。

 

立身出世、出世する人間こそ正しく偉いと、本気で思い込むおバカなガキでした。

 

しかし、この会社は腐っても東証一部上場企業なので、早稲田や慶応や上智大出身の、超優秀な社員がたくさんいました。

 

こういう人たちとの戦いを勝ち抜いて、10年でようやく主任になれるのです。

出世するのは至難の業でしょう。

 

というか、この会社の人事評価システムは、完全な減点主義で、社員を正しく評価できていませんでした。

 

私は会社に入って、出世が無理だと悟ったとき、将来に対して絶望しました。

 

このまま年収300万円で終わるのかと思うと、本当に死にたくなりましたね。

 

でも、私は能が無いくせにプライドだけは異常に高い人間でした。

 

会社の人間をやっつけてやりたい、自分の力を誇示してやりたい。

金持ちになって会社の人間を見返してやりたい。

 

こういう思いで、暗中模索した結果、私はマルチの人間のカモにされて、素寒貧な状態になってしまいました。

 

本当にバカだったと思います。

 

しかしその後、副業で商売を始めて成功して、人並みの貯金を得て、なんとかなりました。

 

私は運が良かったのです。

この商売がなかったら、本当にどん底に落ちて死んでいたと思います。

 

私の経験から言いたいことは、諦めも肝心だということです。

 

出世が無理だと悟ったら、他に楽しめることを探すべきです。

人生、会社が全てではありませんから。

 

もしあなたが会社で辛い思いをしているなら、諦めることも考えて頂きたいです。

 

私のように、浮き沈みの激しい人生は、消耗するだけです。

人並みの貯金を手に入れましたが、正直、あまり幸せじゃありません。

 

諦めて穏やかに生きる方が、よっぽど満足度は高いと思います。

 

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「充実した休日」なんていらない

「常に他の人と積極的に関わりを持ち、アクティブに行動する」ということに、むやみにポジティブな価値を感じている人っていますよね。

「朝から運動して一汗流し、午後から映画を見に行って、夕食は〇〇会で大いに飲み大いに笑って、夜はベストセラー本を読む」という日曜日が、「昼頃に起きてラーメンを食ってボーッとしている間に暗くなり、夕方からテレビを見ながらビールを飲んでいたら、また眠くなって寝てしまった」という日曜日より、「充実した日曜日である」と感じる人は、みんな何かに洗脳されています。

そもそも「充実した休日」って、言葉として矛盾しています。

なぜ休日が「充実」している必要があるのでしょう?

休日は「休む日」なんだから、1日ゴロゴロしていて疲れがとれたらそれで十分です。

平日も休日もですが、「予定が入っていることがいいことだ」という考えは、下品です。

時間に追いまくられることが、あるべき姿ではありません。

(中略)

退屈すること、予定が入っていないことが怖くなると一種の現代病です。

この病気にかかっていると思う人は、一度「何ひとつ有意義なことをしない3日間」を過ごしてみればよいと思います。

 

『ゆるく考えよう』 P29〜31より

 

「充実した休日」というのは、言葉として矛盾している。

休日は、休む日である。

だから、休日にむりに予定を入れるのは良くない、ゆっくり身体を休めるべきだ。

 

ちきりんさんの『ゆるく考えよう』の文章を読んで、社会人テニスサークルに所属していた時代を思い出しました。

 

サラリーマンだった頃の私は、マスコミの情報に踊らされるバカだったので、

休日を充実させなきゃならないと強迫観念に駆られていました。

 

そこで、社会人テニスサークルに参加しました。

 

テニスを選んだ理由は、人ウケがいいと思ったからです。

でも、テニスに何の楽しさも見いだせませんでした。

 

身体を休めるべき貴重な休日に、好きでもないテニスを、好きでもない人間とやっていました。

 

このテニスサークルは、レクと言って、イチゴ狩りやラフティングなど、テニス以外のイベントも頻繁に開催されました。

 

イベントに参加すると、1日で2万円近くのお金が飛びます。

でも、イベントに参加しても、誰かと仲良くなるわけでもありません。

 

貴重な休日に、大金を投資して、得るものが何もないということです。

 

参加する価値がありませんよね。

 

しかし、当時の私はバカだったので、「ここしかない」「ここがダメならもう後がない」と思い込んでいました。

 

サークル長からハブられるのを恐れて、このイベントに焦って参加していました。

 

このテニスサークルに、私は100万円以上のお金と、1,000時間以上の時間を浪費したかと思います。

 

その結果、得たものは何一つありませんでした。

 

もしあなたが、本当は休日はゴロゴロしていたいと思うなら、そうするべきです。

自分の本心に従って生きるべきです。

 

無理に人と付き合う必要はありません。

 

が、充実した休日を過ごしている姿を見せなきゃならない環境なのかもしれません。

 

そういうときは、嘘をつきましょう。

旅行に行ったことにして、お土産はデパートやAmazonなどで買えばOKです。

 

インスタ映えする写真がほしいなら、パソコンを買って画像編集ソフトを使って、加工した画像をアップしましょう。

 

多くの本に書かれていることですが、今の世の中で最も貴重なのは、「時間」です。

その時間を確保するために、ここまでやってもよいと思います。

 

「充実した休日」とやらを実際に過ごすのにかかるコスト(金と時間)と比べれば、パソコン購入費用なんて、安いものです。

 

というか、見栄を張らなきゃならない人間関係を切った方が早いでしょうね。

 

人間は無限に存在しますから、好きな人と付き合いましょう。

 

好きな人がいないなら、無理に探さず、一人でまったりと生きていきましょう。

人生の先輩にも謙虚に耳を傾けよう

一方、「人間の本質」に関わるようなことは100年でも変わりません。

生まれて、成長して成熟して、老いて死んでいく、というサイクル。

嬉しいとか好きだとか楽しいとか、反対に、羞恥心、嫉妬心、憤りのような人間の感情のありようも、太古の昔から変わっていません。

こういった「生物としてのサイクル」や「感情や心」に関わるようなことに関しては、人生の先輩がいうことをよく聞いておけば後からきっと役立つはずです。

(中略)

したがって、人生の先輩たちが仕事選びや子供の教育などについて何かもっともらしいことをいってきても、若い人たちはそれを聞く必要はおそらくありません。

でも「人間として、人との関わりにおいてどう生きるべきか」という話であれば、それには謙虚に耳を傾けましょう。

そうすれば、取り返しがつかなくなってから後悔することを避けられます。

 

『ゆるく考えよう』 P86〜87より

 

「人間の本質」に関わる部分は、年上の人の意見に謙虚に耳を傾けよう。

でも、仕事や子育てなど、時代に応じて変化することについては、聞く必要はないのかもしれない。

 

私はどちらかというと、「長いものには巻かれろ」というのに賛成な人間です。

 

ネットでは、オヤジの意見は間違っていて、若者は優秀であるという意見が強いです。

 

というに、サラリーマンを煽ることで有名な某炎上ブロガーは、オヤジをめちゃくちゃ悪く叩いています。

 

でも私は、自分より年上の人の意見も、素直に聞くようにしています。

自分より多くを経験しているはずですから、そこから学ぶべきことが必ずあるからです。

 

オヤジだからと言って、馬鹿にするネットの意見は間違っていると、私は思います。

 

感情など、人の本質に関わる部分に関して、年配の方の意見に耳を傾ける姿勢が重要でしょう。

 

以上、『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』(ちきりん 著)の書評でした。

 

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